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近本光司さん
プロ野球選手
143試合のモチベーションを保つのは難しい、でも。
「頑張れ」っていう言葉は、自分の気持ちに余裕がないとか、メンタル的にしんどいなってことに気付けるところもありますし、試合が続く中で「よっしゃ今日も頑張ろう」とモチベーションが1つ上がる、そういう言葉なのかなと思います。
僕たちは週に6日、6ヶ月で143試合を行います。この1試合ずつを積み重ねていくためのモチベーションを保つのはとても難しいです。でも、子どもたちや地元の人から「頑張れ」って言葉をもらうと、「今日はこの人たちのために頑張ろう」「ヒットを打って勝利を届けたい」って思います。長いシーズンの中では、うまくいかない時もありますが、子どもたちや地元の人たちと触れ合うと、モチベーションが上がり、すごく頑張れます。僕は淡路島で生まれて兵庫県の高校、大学に通い、社会人になってもずっと兵庫県で野球をしてきました。阪神タイガースに入団して本当に良かったと心の底から思えるのは、淡路島の人たちが応援に来てくれたり、やはり地元が近いという強みがあることだと思います。
子どもたちとのイベントは、夏休みの8月頃に実施することが多いんですが、その時期はメンタル的に結構きつい時なんです。順位に影響する大事な試合が続き、遠征も多く体力的にもきついんですが、子どもたちに会うと、やっぱり癒されますね。「今日はこの子たちのために頑張ろう」と思えるので、子どもたちを招待した試合は、ほぼヒットを打ったと思います。子どもたちは楽しく観戦できて、僕は子どもたちに喜んでもらうために自分のモチベーションを上げて試合に取り組めるっていう良い関係ですね。
子どもたちの記憶に残る活動をしたい。
小学生の時、阪神タイガースとオリックスバファローズの選手の野球教室に参加したことがあって、教えてもらった内容まではあまり覚えてないんですが、参加したことははっきり覚えていて。僕が関わった子どもたちがプロ野球選手にならなくても、大人になった時に「近本にこういうことをしてもらったな」って、次の世代の子どもたちや地元のために、何か活動できるような人が1人でも多く育ってくれたら嬉しいです。「あの時、近本と交流した後の試合で一打席目にヒット打ってくれたな」ってことがあったら、記憶に残るじゃないですか。だから、子どもの頃に野球教室に参加した記憶があるように、今度はプロ野球選手になった僕がそういう記憶に残るような活動や、言葉を掛けていけたらいいなと思っています。
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