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平成30年に成立、施行された「道路法等の一部を改正する法律」により、平常時・災害時を問わない安定的な輸送を確保するため、物流上重要な道路輸送網を指定する「重要物流道路制度」が創設されました。
このため、重要物流道路制度を契機とした「新広域道路交通計画」を各地域において中長期的な観点から策定することとし、これに先立ち地域の将来像を踏まえた広域的な道路交通の今後の方向性を定める「新広域道路交通ビジョン」を策定することとなりました。
また、「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」において、高規格道路のミッシングリンク解消及び4車線化、高規格道路と直轄国道とのダブルネットワーク化等の道路ネットワークの機能強化対策が重点的に取り組むべき対策として位置づけられています。
これらの動向を受けて、本県においては、「兵庫県新広域道路交通ビジョン」の策定に併せ、今後の計画的な道路整備・管理や道路交通マネジメント等の基本となる「兵庫県新広域道路交通計画」を今般策定しました。
本県においては平成30年3月に策定した「ひょうご基幹道路のあり方」を基に、兵庫県の将来像を想定しながら、地域や道路の現状と課題を整理し、将来像の実現や課題の解消に向けて取り組むべき目標を設定し、本ビジョンを策定しております。
新たな国土構造の形成やグローバル化、国土強靭化等の新たな社会・経済の要請に応えるとともに、総合交通体系の基盤としての道路の役割強化やICT・自動運転等の技術の進展を見据えて、広域道路ネットワーク、交通・防災拠点、ICT交通マネジメントの3つの観点から具体の計画を策定しております。
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