ため池クリーンキャンペーン
ため池の水は、お米を育ててくれます。たくさんの生き物のいのちを育んでいます。私たちのこころに潤いを与えてくれます。
ため池をまもるため、私たちひとりひとりが、ため池の自然環境を汚さないようにしましょう。
私たちの祖先は水不足を補うため、多大な労力と資金、ときには人の命までかけて、“ため池"をつくりました。
そして、“ため池"は長年にわたって米を中心とした農業をはぐくみ、地域の発展を支えてきました。
そのほかにも“ため池"は治水に役立ったり、植物や昆虫、さかななど貴重な生き物に豊かな自然環境を提供してきました。
また、最近では、釣りや散策などで“ため池"を訪れる人が増えてきました。
草刈りや清掃など“ため池"の管理は、地元の農家の人たちが行っています。しかし、周辺の都市化や農家の人たちの高齢化で十分な管理ができなくなってきています。
そして、汚れた排水の流入やゴミのポイ捨てで“ため池"はその美しい姿を失いつつあります。
でも、みんなで注意すれば“ため池”はその美しい姿を守っていくことができます。
農業用水だけでなく、かけがえのない地域の水辺や貴重な生き物たちのすみかでもある“ため池"。それらを大切に守っていくことはすべての県民の役割です。
兵庫県と市町、兵庫県土地改良事業団体連合会、兵庫県ため池等整備事業促進協議会では毎年10月に「ため池クリーンキャンペーン」として、いろいろなPR活動や地域の人たちで行う“ため池"美化・保全活動を支援しています。