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近年、世界各地で異常気象(巨大台風、高温等)による災害が頻発しており、兵庫県も例外ではありません。この主因は地球温暖化です。これに対し、世界各地で若者が自分たちの未来を守ろうと、脱炭素社会への取り組みを始めています。日本政府も、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルを達成することを宣言しました。その実現に向け、兵庫県でも2030年までに排出量を現状の約半分(2013年度比48%削減)にする目標を掲げています。脱炭素社会の実現には、石油・ガスなどのエネルギー利用やプラスチックなどの素材利用の大幅な見直し、廃棄物の発生抑制、森林保全などの取り組みが必要です。
どうしたらそれが実現できるでしょうか?「脱炭素」とはどのような社会でしょうか?それに向けて何をすべきでしょうか?
「ひょうご高校生環境・未来リーダー育成プロジェクト」では、令和5年9月から令和6年1月までの計4回(6日間)にわたり、専門家や企業家、行政職員を講師に迎え、県下全域から集まった高校生26名が、脱炭素社会の実現に向けた様々な取組について多角的に学び、その解決策として自分たちに何ができるのかを考えてきました。
令和6年1月20日、これまで学んできた成果として、脱炭素社会に向けた活動案を5グループに分かれ発表を行いましたので、ぜひご覧ください。
プロジェクトの詳細プログラム(PDF:827KB) | |
耕作放棄地を利用してソーラーシェアリングと農地を増やすことを提案
<発表者>
加藤姫愛嘉 (兵庫県立伊丹北高等学校)
古畠彩葉(兵庫県立尼崎北高等学校)
橋本沙奈(兵庫県立淡路三原高等学校)
牧野宏信(兵庫県立国際高等学校)
消化液を普及させてバイオマスのエネルギー利用を普及させる方法を提案
<発表者>
石倉悠人 (須磨学園高等学校)
宇多美波(兵庫県立星陵高等学校)
田中初奈(兵庫県立国際高等学校)
松田紗弥(兵庫県立国際高等学校)
放置竹林の問題を解決するため、里山づくりをする人材を増やすための新ビジネスを提案
<発表者>
岡本愛良 (兵庫県立三田祥雲館高等学校)
木村美羽(兵庫県立伊丹北高等学校)
永峰朋花(兵庫県立国際高等学校)
松井天音(兵庫県立国際高等学校)
竹害による環境破壊、土砂災害等を解決するため、県の竹を活用し地域を活性化することを提案
<発表者>
岩﨑咲 (兵庫県立国際高等学校)
猿田愛美(兵庫県立国際高等学校)
松尾瑠桜(兵庫県立神戸高等学校)
村上真実 (兵庫県立国際高等学校)
上村美友(兵庫県立神戸高等学校)
田中勇大 (兵庫県立国際高等学校)
村上舞 (兵庫県立国際高等学校)
温暖効果ガス削減目標、再生可能エネルギーの導入目標を達成するため、神戸と淡路を結んだエネルギーシェアリングについて提案
<発表者>
岡田成翔 (兵庫県立神戸高等学校)
金光茉帆 (兵庫県立三田祥雲館高等学校)
中西来斗 (兵庫県立豊岡高等学校)
長谷川陽花 (兵庫県立星陵高等学校)
宮崎友里 (兵庫県立星陵高等学校)
日程 |
内容 |
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第1回 |
令和5年9月30日(土曜日) 令和5年10月1日(日曜日) 講義・オリエンテーション・ グループワーク
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〈講師〉 江守正多(東京大学未来ビジョン研究センター教授/国立環境研究所上級主席研究員) 前田利蔵((公財)地球環境戦略研究機関 関西研究センター フェロー) |
<開催報告> |
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第2回 |
令和5年11月25日(土曜日) 令和5年11月26日(日曜日) 視察 |
〈視察〉
(内容) 六甲川水車新田小水力発電所 弓削牧場:牛ふんバイオガス化、消化液の利用 木質バイオマスの活用:県有環境林の伐採、燃料用木質チップの製造 西谷ソーラーシェアリング協会:営農型太陽光発電
(内容) 龍谷フロートソーラーパーク洲本:水上太陽光発電 淡路島ソーラーファーム:営農型太陽光発電 あわじ環境未来島構想、エネルギーパーク洲本 竹チップ焚きバイオマスボイラー、杉本商店(竹の有効利用) 淡路貴船太陽光発電所(メガソーラー) |
<開催報告> |
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第3回 |
令和5年12月16日(土曜日) グループワーク |
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<開催報告> |
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第4回 |
令和6年1月20日(土曜日) 成果(提言等)発表 |
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〈発表テーマ〉
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<開催報告> |
主催 兵庫県、公益財団法人ひょうご環境創造協会
協力 公益財団法人地球環境戦略研究機関 関西研究センター、兵庫県教育委員会
後援 株式会社神戸新聞社、株式会社ラジオ関西、国立大学法人神戸大学、株式会社三井住友銀行
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