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更新日:2022年9月9日

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ヒアリ・アカカミアリの見分け方(確認方法)を紹介しています

ヒアリ・アカカミアリ(以下、「ヒアリ等」といいます。)の拡散防止対策として、国土交通省では、中国、台湾等からの定期コンテナ航路を有する68港湾での調査等を平成29年8月から順次実施しており、また本県ではコンテナ到達先の輸入貨物荷受企業等を対象に、目視調査の要請を7月7日から実施しています。

現時点では生活圏内においてヒアリ等の定着は考えられておりませんが、以下のとおり目視での見分け方(確認方法)をまとめましたのでご紹介します。

ヒアリ等と疑われるアリを発見した場合の見分け方及び対応フロー

1アリを発見

ヒアリ等と疑われるアリを発見された場合は、2「アリの駆除」へお進みください。

2アリの駆除

発見したアリを数匹駆除し、3「簡易同定(ヒアリ等であるか否かを判断)」へお進みください。

なお、誤って在来のアリを駆除しないようにするため、駆除する前に必ず下記3「簡易同定」に記載の1から5をご確認ください。1から5のいずれかに該当する場合はヒアリ等ではありません。

駆除の方法

熱湯や市販のスプレー式殺虫剤(どんなものでも可)を使用して殺虫処理をしてください。ただし、処理を行う際は、アリに刺されないよう十分注意してください。なお、3「簡易同定」に記載の1から5に該当する場合はヒアリ等ではありませんので、駆除する前に該当することが明らかであると確認できる場合は駆除する必要はありません。また、殺虫えさ(ベイト剤)は、ヒアリ等だけでなく在来のアリやクモ等にも影響があることから、ヒアリ等が確認されていない場所ではむやみに活用しないでください。

3簡易同定(ヒアリ等であるか否かを判断)

アリが死滅したことが確認できたら、次の1から5によりヒアリ等の可能性があるか確認してください。

1から5のいずれかに該当する場合はヒアリ等ではありません。いずれにも該当しない場合はヒアリ等である可能性がありますので、4「個体送付」へお進みください。

目視での確認ポイント(いずれかに該当する場合はヒアリ等ではありません)

  1. 黒いアリ(ヒアリ等は赤茶色)
  2. 2.5ミリ以下の小さいアリ、8ミリを超える大きなアリ
  3. 赤っぽいアリでも大きさに連続的変異のないもの(アリの集団内での個体の大きさが均一で揃っている)※1
  4. 足が8本(アリは6本)
  5. 胸部と腹部の間に2節のコブがない(ヒアリ等は2節のコブがある)※2

特に3から5をご確認ください。なお、現時点で環境省へ個体の送付があった中からは、ヒアリ等は見つかっておりません。

  1. ヒアリ等は集団内での個体の大きさが均一でなく、大小様ざまなサイズが混在(出展:環境省資料「ストップ・ザ・ヒアリ」)
    大小様ざまなサイズのヒアリ写真
  2. ヒアリ等には2節のコブがある(出典:兵庫県立人と自然の博物館ホームページ)


    神戸市ポートアイランドで発見されたヒアリ


    大阪府南港で発見されたアカカミアリ

     

4個体送付

3「簡易同定」の結果、ヒアリ等である可能性がある場合は、次の方法により県自然・鳥獣共生課へ個体を送付して同定依頼を行ってください。

送付方法

小瓶に70%以上のアルコール(市販の消毒用エタノールでも可)を入れ、その中にアリを浸してしっかりフタを閉めてください。小瓶等がない場合は、アルコールで少し湿らせたティッシュに軽く包んで、チャック付ポリ袋などに収めた上、小さなタッパーに入れて送付ください。

同定用のサンプルと一緒に以下の1.~3.を記載の上、送付ください。

1.採取年月日

2.採取場所

3.採取者の氏名と年齢

アリが死滅していても針が出ていて刺さることがありますので、絶対に素手では触らないでください。

セロハンテープに貼り付けたものや、粘着トラップで捕獲したサンプルは、細かな部位が見えないため、同定用サンプルとしては不適です。

乾燥状態での保管は、体の部位がバラバラになりやすいため不適です。

送付先

〒650-8567 神戸市中央区下山手通5丁目10番1号 兵庫県環境部自然・鳥獣共生課

電話:078-362-3389 FAX:078-362-3069 メール:shizenchoujuu@pref.hyogo.lg.jp

 

お問い合わせ

部署名:環境部 自然鳥獣共生課

電話:078-362-3274

FAX:078-362-3069

Eメール:shizenchoujuu@pref.hyogo.lg.jp