ホーム > つながる兵庫 > まなぶ > 【元気な高齢者の社会参加】シニア世代の学びと生きがい

更新日:2024年11月1日

ここから本文です。

【元気な高齢者の社会参加】シニア世代の学びと生きがい

「兵庫県いなみ野学園」の高齢者大学講座(加古川市)

兵庫県では、市町、大学、民間の取り組みと連携しながら、県民ニーズに対応した生涯学習の企画・推進を行っている。昭和44年に兵庫県が全国に先駆けて開園した高齢者大学「いなみ野学園」を前身とする公益財団法人 兵庫県生きがい創造協会と連携し、学習相談や学習情報、学習機会の提供、学習グループへの活動支援など、県民の様々な学習活動を支援している。

また、起業や第二創業を目指すシニア起業家向けの助成金、シニア起業家支援事業への支援のほか、ミドル世代やシニア世代を対象にした就労窓口「ミドル・シニア世代就労相談窓口」も設けている。

生きがいある充実した生活基盤を確立するための学習の場・高齢者大学講座

兵庫県では、生涯学習の一環として高齢者に総合的・体系的な学習の機会を提供し、生きがいある充実した生活基盤を確立するための学習の場として、また、長寿社会を担う地域活動の実践者を養成することにより、高齢者の社会参加の推進に寄与することを目的として高齢者大学講座を開設している。

入学資格は概ね56歳以上の県内在住者で、学習や地域活動に意欲のある人となっており、加古川市平岡町にある「兵庫県いなみ野学園」では、こころ豊かに暮らすための知識や生き方、課題について学ぶ共通講座に加え、専門講座として園芸学科・健康づくり学科・文化学科・陶芸学科(陶芸学科は単年の専修コースあり)を設けている。年間講座日数は30日(陶芸学科70日)。また、県内外のあらゆる世代を対象として、毎週土曜日の朝7時から30分間放送されるラジオ講座を基本に、毎月郵送で届くテキストやスクーリングなどを通じて学習する「ひょうごラジオカレッジ」も実施。約1,400名の受講生が在宅での学習を続けている。

兵庫県が昭和44年に全国に先駆けて開設した高齢者大学「いなみ野学園」

他にも、阪神地域の特性や課題に対応した体系的な学習機会を提供するため、平成9年に開設した「阪神シニアカレッジ」や、地域高齢者大学講座として「うれしの学園生涯大学(嬉野台生涯教育センター)」「但馬文教府みてやま学園(但馬文教府)」「西播磨高齢者文化大学 ゆうゆう学園(西播磨文化会館)」「淡路文化会館『いざなぎ学園』大学(淡路文化会館)」「丹波OB大学(丹波の森公苑)」で講座を開設している。

img05

阪神シニアカレッジ(パソコン学習)、丹波OB大学(そば打ち)

詳しくはこちら

ミドル・シニア世代の就労相談窓口

高年齢者、障害者、若年者等の雇用の促進と安定などに関する各般の事業を行うことにより、県内産業の発展と県民の雇用の安定、福祉の向上に寄与することを目的とする一般財団法人 兵庫県雇用開発協会では、ミドル世代(40~64歳)、シニア世代(65歳以上)を対象とした就労相談窓口を設けている。

ミドル世代の窓口では、自己分析による自己理解、課題抽出・方向性決定、スキル向上や面接練習など実践的な就職支援を行う段階的な「レベルアップ就職プログラム」を実施。個々の就職準備段階に応じたサポートや各種セミナーも用意している。就職支援セミナーでは、働く前に知っておくべき労働基準法や面接対策講座を学ぶことができ、適性検査で職業適性を探る性格検査と職業興味検査などを行う。また、正規雇用を前提とした、少数の企業(2~5社程度)と求職者とのミニマッチング会を随時開催するなど、就職できるための環境を設けている。

シニア世代の窓口では、就労意欲のあるシニア世代がライフスタイルや能力に合わせて活躍できるよう、就労希望者のマッチングを支援。1日2、3時間からでも行うことができる仕事の紹介や、未経験の仕事や職場に対する不安を解消するため、1日程度の職場見学や就業体験を実施している。

ミドル・シニア世代就労相談窓口ホームページ

詳しくはこちら

 

アクセスランキング