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例年より早く開花した桜ですが、4月以降もしばらくは各所で満開の桜を楽しむことができました。コロナ禍でお花見こそ自粛せざるを得なかったものの、皆さんも、思い思いの方法で桜の花を愛でられたのではないでしょうか。
私も、管内を行き交う中で、柏原川、加古川、篠山川沿いの桜を毎日楽しむことができました。桜を満喫できる場所がたくさんあるのも丹波の魅力の1つだと思います。
これら川沿いの桜並木は、平成3年から兵庫県が整備をはじめた「ふるさと桜づつみ回廊」の一部をなすものです。瀬戸内海から日本海を結ぶ総延長約170kmの桜づつみのうち、約60kmが丹波管内にあります。
この桜づつみは、水分れ街道(井原~稲継)、丹波の森街道(稲継~大山下)、川代恐竜街道(大山下~井原)という丹波三街道を特徴づける景観としてとても重要なものであります。丹波県民局では、三街道の上記区間を「桜周遊ルート」と呼んで、PRしています。
この桜づつみを自ら守り育て、活性化に役立てておられる地域もあります。丹波篠山市の般若寺(はんにゃじ)自治会では、地域住民の方が桜づつみを手入れされています。また、ここ20年にわたって、開花の時期になると桜をライトアップし、駐車場を準備し、来訪客のおもてなしにあたっておられるそうです。
このように地域でも大切にされている桜づつみですが、整備後約30年が経過し、てんぐす病
※小枝の先端部分が細かく分かれて鳥の巣(天狗の巣)の様になり、花がつかなくなる植物病害
また、改めて丹波の桜づつみ回廊の魅力を発信しようと、桜づつみのドーロン空撮を行い、PR動画の作成にあたります。完成した動画は、丹波観光のポータルサイト「ぶらり丹波路(外部サイトへリンク)」のホームページなどで今後発信していきます。完成時にまた皆さんにお知らせをしたいと思います。
桜以外にも、様々な花を愛でることができるのが丹波です。これから初夏にかけては、九尺ふじ、霧島つつじ、クリンソウ、花しょうぶ、あじさい、蓮などの花を楽しむことができます。まずは「ぶらり丹波路」のフォトギャラリー(外部サイトへリンク)で、それら花々の愛らしい姿をお楽しみください(現地へは、緊急事態宣言解除後お越しください)。
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緊急事態宣言が5月31日まで延長されています。県民の皆様には、緊急事態宣言下であることを今一度、御一人おひとりしっかりと自覚いただき、感染拡大阻止に向け、外出の自粛をはじめ責任ある行動をお願いします。
丹波県民局長 今井 良広
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