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更新日:2023年6月19日

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水害後の対応について

台風や集中豪雨により家屋が浸水すると細菌が繁殖しやすくなり、食中毒や感染症が発生するおそれがあります。細菌性の下痢症などの感染症や食中毒を予防するため、次のことに注意してください。

床上、床下浸水の場合

  1. 家の周りや床下にある汚泥や水をかき出し、不要な物を片づけてください。
  2. 床下など風通しを良くし乾燥させてください。
  3. 泥水で汚れた床、壁、家具など水洗いが可能な物は、水道水(注)でよく洗い流すか雑巾で水拭きしたのち、風通しを良くして、日光で十分に乾燥させてください。
  4. 冷蔵庫や食器棚などは、汚れをよく拭き取ってください。
    電気配線や家電製品は、安全のため専門家の点検を受けてください。)
  5. 食器や調理器具は、よく汚れを洗い流してください。

 

 

(注)断水などやむを得ない理由で水道水が利用できない場合は、濁っていない水を利用してください。

食中毒と感染症の予防

  1. 調理や食事前、用便後には、必ず石けんで充分に手を洗ってください。
  2. 生水など消毒していない水は飲まない様にしましょう。
  3. 汚水が入った井戸や受水槽は、安全を確認した後で使用してください。
  4. 水に浸かった食品や停電によって温度が保てなかったと思われる冷蔵食品や冷凍食品は、食べずに捨ててください。
  5. 食品の保管は、冷蔵庫や冷暗所で行い、調理してから長時間経過したものは、食べないようにしましょう。
  6. 発熱、下痢、腹痛など身体の異常を感じた場合は、早めに医療機関を受診しましょう。慢性的な疾患に罹っている人、高齢者、乳幼児は、特に注意が必要です。また、水害の後片付け等で疲労が蓄積してくると身体の抵抗力も低下しますので、注意してください。

消毒方法

消毒薬は、過剰に使用すると体や環境へ悪い影響を与えることがありますので、必要最低限の使用をしてください。

<戸外・床下>

  • 屋外(床下、庭など)では消毒は原則不要です。
<床上・室内等>

消毒薬

対象と使い方

食器類・流し台・浴槽

家具類・床

次亜塩素酸

ナトリウム

(家庭用塩素系漂白剤)

0.02%に希釈する

  1. 食器用洗剤と水で洗う
  2. 希釈した消毒液に5分間漬けるか、消毒薬を含ませた布で拭き、その後、水洗い・水拭きする。
  3. よく乾燥させる。

0.1%に希釈する

  1. 泥などの汚れを洗い流すか、雑巾などで水拭きしてから、十分に乾燥させる。
  2. 調整した液を浸した布などでよく拭く。
  3. 金属面や木面など色あせが気になる場所は、水で2度拭きする。

消毒用アルコール

希釈せず、原液のまま使用する

  1. 洗剤と水で洗う。
  2. アルコールを含ませた布で拭く。

※70%以上のアルコール濃度のものを使用する

※火気のあるところでは使用しない。

希釈せず、原液のまま使用する

  1. 泥などの汚れを洗い流すか、雑巾などで水拭きしてから、十分に乾燥させる。
  2. アルコールを含ませた布で拭く。

※70%以上のアルコール濃度のものを使用する

※火気のあるところでは使用しない。

10%塩化ベンザル

コニウム

(逆性石けん)

0.1%に希釈する

  1. 泥などの汚れを洗い流すか、雑巾などで水拭きしてから、十分に乾燥させる。
  2. 調整した液を浸した布などでよく拭く。

0.1%に希釈する

  1. 泥などの汚れを洗い流すか、雑巾などで水拭きしてから、十分に乾燥させる。
  2. 調整した液を浸した布などでよく拭く。

 

(注)消毒を行う場合には、以下のことに十分ご注意ください。

  • 皮膚に直接消毒液がかからないように、長袖の服装や手袋、マスク等をしましょう。
  • 使用の際には、取り扱い説明書を読んで事故が起こらないよう注意しましょう。
  • 希釈した消毒液はペットボトルなどに保管しないようにしましょう。小さな子供がいる家庭では、消毒薬を誤って飲む恐れがあります。

 

お問い合わせ

部署名:保健医療部 疾病対策課

電話:078-362-3213

FAX:078-362-3933

Eメール:shippeitaisaku@pref.hyogo.lg.jp