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感染症発生動向調査に基づく状況や、感染予防についての注意喚起等をお知らせします。
順位 | 感染症の種類 | 定点あたりの報告数 | 増減 | |
第45週 | 第46週 | |||
1 | インフルエンザ | 11.33 | 9.33 | ⬇2.00 |
2 | A群溶血性レンサ球菌咽頭炎感染症 | 1.00 | 2.50 | ⬆1.50 |
3 | COVID-19 | 1.00 | 1.33 | ⬆0.33 |
4 | 咽頭結膜熱 | 0.50 | 0.50 | ➡0.00 |
4 | 感染性胃腸炎 | 0.00 | 0.50 | ⬆0.50 |
4 | 突発性発しん | 0.00 | 0.50 | ⬆0.50 |
・グラフで見る状況(PDF:4,849KB)(別ウィンドウで開きます)
・定点あたりの報告では、インフルエンザの報告が減少し、流行期レベルとなりました。
・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎感染症とCOVID-19の報告が増加しました。
・感染性胃腸炎と突発性発しんの報告がありました。
・報告はありませんでした。
・学級閉鎖の報告がありました。
・2023年第46週での兵庫県全体の定点あたりの患者数は、17.69人となり、引き続き注意報レベル基準値(定点あたり患者数10.0人)を超えています。
・同時期の芦屋健康福祉事務所管内は9.33人で前週より減少し、注意報レベル基準値(定点あたり患者数10.0人)を下回りましたが、流行期レベル基準値(定点あたり患者数1.0人)を超えています。
・学級閉鎖も続いています。
・インフルエンザの予防には、ワクチンの接種、手洗いが有効です。
・感染が疑われる場合には、マスクの着用、咳エチケット、早めの受診が重要です。
・A群溶血性レンサ球菌を病原体とする急性咽頭炎で、突然の発熱、咽頭痛、全身倦怠感によって発症し、しばしば嘔吐を伴います。
・幼児期から学童期の小児に多く見られます。
・患者との接触を介して広がるため、ヒトとヒトとの接触の機会が増加するときに起こりやすく、家庭、学校、保育施設などでの集団感染が多いです。
・予防には手洗いの励行や咳エチケットが効果的です。
・細菌やウイルスなどの病原体による感染症で、嘔吐や下痢などが主な症状となります。
・ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルス感染が多く、毎年秋から冬にかけて流行が見られます。
・また、冬期はノロウイルスによるものが多くなります。
・ノロウイルスは、患者の大便や吐物中に大量に含まれており、感染力が非常に強いウイルスです。
・エタノールなどの消毒剤はあまり効果がないため、吐物などは次亜塩素酸ナトリウムを使用し、使い捨て手袋、マスク、エプロンを着用して処理しましょう。
・カキなどの二枚貝類は十分加熱して食べるなどの注意が必要です。
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