更新日:2022年9月14日

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子育てハンドブック 1

発育には個人差があります
赤ちゃんの発育には個人差が大きいもの。よその赤ちゃんとの違いをあまり気にしすぎないようにしましょう。
機嫌の良否を活発さ・食欲の具合や体重の増え方などで判断しましょう。
気になる時は、一人で悩まず、保健所や市町の保健婦に相談しましょう。
 

健康な発育を願って

  • 母乳で育てましょう
    赤ちゃん時代のお乳は、母乳が基本です。お母さんにゆったりと抱かれて飲むお乳は赤ちゃんのこころとからだをつくります。
    母乳をやめる時期は、早い程よいのではなく、お誕生日すぎが一応の目安です。
  • うす着でのびのび
    赤ちゃんは、とても汗かきです。
    大人より1枚少なめにして、のびのびさせましょう。

赤ちゃんの心とからだの発達

赤ちゃんと遊びましょう

  • 赤ちゃんと遊びましょう
    目覚めている時間が長くなると、赤ちゃんが機嫌よくひとりで遊んでくれるようになります。「アゴー、エゴー…」なんて声もきこえてきますね。「さて、いまのうちに家事のあれこれやってしまわなくっちゃ…」とお母さん。
    でも、ひとり遊びを楽しんだあとは、赤ちゃんだってだれかに相手になってほしいもの…。さあ、赤ちゃんと遊びましょう。
    まだおすわりができなくても、そばに人がきたら大喜び。顔をじっとみつめて声を出したり、笑ったりしますよ。だっこしてもらって、あやしかけられたり、ほおずりしてもらったりするのも、もちろん大好き。
    くまちゃんのぬいぐるみとお話ししたり、やわらかいボールを「ポーン」と投げたり、積木の塔をつくったりすることだって、すぐにできるようになります。
    赤ちゃんといっしょに、お父さんやお母さんも思いきり楽しい時間がすごせますように。
  • お外へ出よう
    おちびちゃんは、お外が大好き。まだあんよができなくても、積極的に戸外に連れ出してあげましょう。
    よちよち歩きが始まると、自分からお外に出たがります。家の近くのなるべく安全な道をえらんで、お父さんやお母さんと手をつないで歩きます。「あっ、このお花きれいねぇ」「ありさん、ありさん、どこいくの?」「ねこちゃんが、ねんねしているね」と親子の会話もはずむでしょう。
    お友達と遊ぶことは、まだ上手にできないけれど、公園ではぶらんこにすべり台、そして大好きな砂場で遊びます。時には、はだしになってどろんこ遊びを楽しむのもいいですね。光と風にたくさんふれた子は、強い子・丈夫な子になります。
  • いたずら大好き
    自分で移動できるようになると、目にはいったもの、手にふれたもの、なんでも口にいれ、ひっくり返し、握りつぶして、その正体を確かめようとします。赤ちゃんにとっては、これは神聖なる遊び。瞳は輝きにみちています。「これはだめ」「あれもだめ」と全部とりあげてしまわないで、不要の広告紙を破ることとお父さんの書類を破ることのちがいについて、いいきかせたってすぐに理解できっこありませんもの……大人としてはなんらかの手をうつしかありません。
    このちびっこ怪獣から、高価なもの、壊れやすいものを守る方法はただひとつ。子どもの手の届かないところに大事なものは移して、どんなにあばれてもいいような「ちびっこ自由解放区」を家の中につくること。
    壁一面に紙をはって、お父さんやお母さんも、らくがきをたのしんでみてはいかが?
  • おもちゃと絵本
    家の中にどんなおもちゃがありますか。音のなるおもちゃ、きれいな色のおもちゃ、動くおもちゃ…。
    子どもが喜ぶおもちゃは、子どもの発達に応じて変わっていきます。おちびさんには、高価なおもちゃや壊れやすいおもちゃはいりません。身近な素材でいろいろな遊びを発展させることができます。ダンボール箱は、おうちになったり、トンネルになったり、自動車になったりするでしょう。牛乳の空箱は、いくつか集めると積木のかわりになります。台所にも、使いふるした器具などおもちゃになりそうなものがたくさんありそうですね。まだおしゃべりができなくても、絵本を楽しむことはできます。赤ちゃんをおひざにのせて、「うさぎさん、こんにちは」「パトカー、ピーポー、ピーポーね」と読み聞かせてあげましょう。

赤ちゃんの食事と健康

6つの基礎食品

  • よくかめる基礎づくりを離乳完了までにしましょう。
    離乳は母乳やミルクでは足りない栄養素を補い、いろいろな食べものの味を知り、かむこと、飲み込むことなどに慣れるために重要です。離乳は生後5ヶ月頃からはじめ6ヶ月頃までは、つぶしかゆやポタージュなどドロドロしたものを飲み込むことに慣れさせます。7~8ヶ月頃までは舌でつぶせる固さにし、9~11ヶ月頃までは歯ぐきでつぶせる固さにし、満1歳頃には形ある食べものをかみつぶすことができるように段階的に進めていき完了します。
    離乳食をつくる時も、食品の分類と体内作用を念頭に、いろいろな食品を組み合わせて栄養のバランスをとるようにつとめるとともに、あくまでも赤ちゃんの心身の発達や健康状態に応じて行うことが大切です。
  • 乳幼児にとって、おやつは食事の一部です。健やかな心をはぐくみます。
    1~2歳の乳幼児は胃が大きくないので三度の食事だけでは栄養を満たすことができません。おやつは食事の一部として、栄養のバランスを考え、時間と量を決めて規則正しく与えることが大切です。
    一種類の食品だけでなく、例えばさつまいもと牛乳、あるいはチーズ入りのマッフィンとりんごのように牛乳・乳製品、いも類、果物、野菜など上手に取り入れて、できるだけ手作りで三度の食事に影響しない程度の量にします。
    幼児の好きなおやつであるスナック菓子には塩分や脂肪が比較的多く含まれており栄養的に好ましくありません。牛乳・乳製品、いも類、季節の野菜や果物などを生かした手作りのおやつは、良質のたんぱく質やカルシウム、ビタミンなどが摂取でき、骨を丈夫にし、体の調子を整えます。おやつは楽しみの一つであり、心の豊かさにつながります。
  • 乳幼児の食物アレルギーを予防しましょう。
    最近、食物アレルギーのためにアトピー性皮膚炎が多くみられるようになりました。
    一般的に、わが国の三大食物アレルギーの原因となっているのは牛乳、卵、大豆(とくに油脂成分)です。アレルギー症状はその原因となる物質が体の中に入っても必ず発症するとは限らず、発症しやすいのは体調の悪い時とか、季節の変わり目です。即ち消化能力や免疫力が低下した時また消化能力を超えるほど大量に摂取した場合です。
    例えば、妊娠中、授乳中に母乳をよく出すために牛乳を頻繁にたくさん飲んだために牛乳アレルギーになっていることが多いといわれます。赤ちゃんをアレルギーから守り、胎内にいる時からアレルギーにならないようにするために次のことに気をつけましょう。
    1. 牛乳、卵、大豆を過剰に摂取しないように注意しましょう。
    2. よくかんで食べ、食べ過ぎず、規則正しく食べて十分分解させるとアレルギーは起こりにくいです。
    3. 食品添加物は消化管の免疫物質をこわしやすいのでなるべく自然の食物を正しく摂取しましょう。
      母乳で育てることが食物アレルギーになることを防ぐ最大の予防法であるともいわれています。離乳が早すぎないように気をつけましょう。

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