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南あわじ市の福良湾で養殖されている淡路島サクラマスは、近年、島の春の味覚として人気が高まっています。これまで稚魚は県外産のみでしたが、2024(令和6)年、神河町の長谷漁業協同組合が稚魚を中間育成し、福良漁業協同組合が成魚に育てる取り組みをスタート。2年越しで成功し、今年3月、オール兵庫で養殖したサクラマスが初出荷されました。
「オール兵庫産」を含む淡路島サクラマスを使ったオリジナルメニューは、5月31日(日曜日)まで島内34の飲食店などで味わえます。(淡路島観光協会)

福良漁業協同組合(南あわじ市)
組合長 前田若男さん
2022年5月に神河町で開催された物産展の意見交換会で「県内産の稚魚でサクラマスを養殖したい」と話したところ、アマゴやアユを養殖している長谷漁業協同組合が手を挙げてくれました。今年の出荷分のうち、神河町で育てた稚魚から養殖したものはまだ4分の1ですが、来年には半分にまで増やしたいと思っています。

神河町で中間育成したサクラマスを、福良湾内に設置した淡水から海水に慣らすためのプールに放つ作業。
長谷漁業協同組合(神河町)
組合長 大和正美さん
ヤマメの稚魚のうち、成魚になっても川にとどまる個体がヤマメ、海に向かう個体がサクラマスです。サクラマスにするには体色を銀色に変化させないといけませんが、初年度は半数しか変化せず、しかも大雨で多くを死なせてしまいました。2025年には仕入れ先を変え、県外育成施設も視察して研究し、ほぼ全てを銀色にして福良に届けることができました。来季は神河町に残した個体から採卵し、「卵から兵庫産」を目指します。
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