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県内では近年、古民家の利活用が進んでいます。丹波篠山市内を中心に300件以上の設計を担当してきた(有)才本建築事務所代表の才本謙二さんに話を聞きました。(取材・文 本紙編集部)


Q.これまでの取り組みは。
2004(平成16)年に篠山城周辺が国の伝統的建造物群保存地区に選定されたのを機に、古い建造物の改修に関わるようになりました。09年に集落の3軒の空き家を宿泊施設に改装した「集落丸山」のプロジェクトでは、設計を担当しました。
Q.「集落丸山」改修のポイントは。
いずれの建物もかやぶき屋根で築150年を超えていましたが、保存状態が良く、多くの建材をそのまま使用することで費用を抑えることができました。昔の柱や梁(はり)は、堅固で細工も凝ったものが多いのが魅力です。外観は改修前の面影を保つため、ほとんど手を加えていません。
Q.今後の展望は。
古民家はその土地の歴史や文化を反映しており、高い価値があると感じています。これらを次の世代に残すには、私たち設計者のプランを再現してくれる高い技術を備えた職人や、必要な道具と材料を守らなくてはいけません。そのためにも古民家の再生に積極的に携わっていきたいと思います。

「集落丸山」の客室
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県では、「古民家再生促進支援事業」として、地域に大工や建築士などの専門家を派遣したり改修費を一部補助したりするなど、古い建物の活用を後押ししています。
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