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兵庫県では、「生活者の視点に立ったまちづくり」「理解、信頼及び協働によるまちづくり」を進めるため、平成11年に「まちづくり基本条例(以下、基本条例)」を制定しました。基本条例では、まちづくりの推進に関する基本的施策として、「安全なまちづくり」「安心なまちづくり」「魅力あるまちづくり」を掲げ、これらの施策を総合的に講ずるための「まちづくり基本方針(以下、基本方針)」を定めることを規定しています。
基本方針は、平成12年に策定(平成19年及び平成25年に改定)していますが、このたび、「ひょうごビジョン2050」の策定やコロナ禍等による社会状況の変化を踏まえ、今後のまちづくりの取組の方向性を明らかにし、県民や市町と協働してまちづくりを推進するため、令和4年3月に「まちづくり基本方針」を改定しました。
まちづくり基本方針は、まちづくり基本条例第10条に基づく、まちづくり施策を総合的に講ずるための基本的な方針です。また、ひょうごビジョン2050のまちづくり分野におけるビジョンでもあります。
「すべての人が自分らしく輝ける「住みたい」「訪れたい」ひょうご」
兵庫県をまちの成り立ち等の特徴を捉えて、4つの地域(多自然地域の集落、地方都市、郊外住宅地、都市中心部)に分類しています。また、今後の県全体のまちづくりにおいて重要となる3つのテーマ(安全・安心、魅力・挑戦、持続・循環)を設定しました。
それぞれの地域のめざす将来像や主な取組の方向性は、以下のとおりです。
豊かな自然を有する多自然地域が来訪者や移住者を誘引し、地域住民との多様なつながりが生まれるとともに、革新技術を活用した新しい地域づくりが行われている。
歴史的なまちなみ等の地域資源を活用したグローカルな取組が、まちの個性を際立たせ、地域の誇りになるとともに、周辺地域の生活や文化、経済の中心としての拠点性が高まり、多様な交流の結節点となっている。
NPO団体等の多様な主体がストックを活用したまちのリノベーションや地域課題解決型のビジネスを展開することにより、専用住宅地から多様な機能を備えた「まち」に生まれ変わり、あらゆる世代が暮らしを満喫している。
国内外に開かれた広域的な交流の拠点として、多様な人やモノ、サービス、情報が集積し、イノベーションが生み出され、常に発展し続けている。また、大規模災害や新たな感染症に備えた強靱な都市に再構築されている。
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