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試験操業の結果が低調だったことから、翌年度の資源を残すため、関係漁業者の協議により以下のとおりとなりました。
(1)大阪湾海域は、自主休漁
(2)播磨灘海域は、3月11日(月曜日)の1日のみで終漁
本県では、毎年新鮮なイカナゴシンコをより多くの消費者に提供することを目的に、本県と大阪府の漁業者が協調して設定されるイカナゴシンコ漁の操業開始日等を情報発信をしています。
協調した操業開始日設定の取組みは平成5年頃から始まりました。例年、2月中旬頃に漁業者が試験操業を行い、採集されたサンプルの全長等を県立技術センターが解析して、その情報を基に関係漁業者が操業開始日を決定します。
また、本県におけるイカナゴの資源量は近年減少傾向にあり、翌年に向けて少しでも多くのイカナゴ資源を残すため、平成29年から、例年より早めの終漁日を設定し、翌年の親魚資源の確保に取組んでいます。
漁期 |
操業開始日 (解禁日) |
終漁日 |
|
---|---|---|---|
大阪湾 |
播磨灘 |
||
令和6年 | 3月11日 | ー | 3月11日 |
令和5年 | 3月4日 | 3月8日 |
3月17日 |
令和4年 | 3月1日 | 3月7日 | 3月19日 |
令和3年 |
3月6日 |
3月11日 |
3月20日 |
令和2年 |
2月29日 |
3月3日 |
3月6日 |
平成31年 |
3月5日 |
3月8日 |
3月25日 |
平成30年 |
2月26日 |
3月17日 |
3月24日 |
平成29年 |
3月7日 |
3月18日 |
3月22日 |
平成28年 |
3月7日 |
3月29日 |
4月23日 |
本県におけるイカナゴの漁獲量は、平成14年頃までは1万5千トンから3万トン程度で大きく増減を繰り返していましたが、平成15年以降は1万トン程度で推移しており、平成29年以降は減少し2千トンを下回っています。
詳細については、下記の関連資料をご参考ください。
県立水産技術センターでは、イカナゴについて、漁期前の12月頃に産卵親魚調査、1月~2月に稚仔分布調査を実施し、漁業者にイカナゴ漁況予報等を提供しています。最新の調査結果は下記のホームページをご覧下さい。
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