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丹波篠山市と丹波市からなる兵庫県の丹波地域は、のどかに広がる田園地帯を抱くように緑の山々が幾重にも連なります。
盆地特有の寒暖差と深い霧栄養を蓄えた粘土質の土壌澄んだ空気と清らかな水自然に恵まれた豊穣の地は、古来、四季折々に
山の名品、里の逸品を育んできました。
粘りと甘みに秀でた米をはじめ全国に名を馳せる黒大豆や大納言小豆、山の芋、栗、山野を駆け巡って育った猪や鹿の肉など、
丹波地域自慢の食材が人々に”口福”をとどけます。
丹波県民局・丹波農林振興事務所では、丹波地域(丹波篠山市・丹波市)の特産物を広く、多くの方々にPRするため、
丹波地域の特産物パンフレット「おいしい丹波」を作成しました。
丹波ブランド農産物を紹介する魅力的なパンフレットとなっておりますので、丹波地域に興味をお持ちの方や、
丹波地域の特産物を観光や農業振興に役立てるなど、多方面にご活用ください。
では、丹波地域の代表的なおいしい食材をご紹介します!
丹波地域は、おいしいコシヒカリの産地です。加古川、武庫川、由良川の源流域で、
周囲を標高600~800メートル級の山々に囲まれており、地形が生む昼夜の温度差や、
山々から流れ出る清らかな水、そして肥沃な土壌が、粘りと甘みのあるお米を育てています。
日本穀物検定協会の「米の食味ランキング」において、平成25年から8年連続で最高評価の
「特A」に選ばれるなど、高い評価を受け、高級米として全国の百貨店などでも取り扱われています。
丹波地域で栽培される黒大豆は、その味の良さからで江戸時代には将軍に献上され、
黒大豆で年貢を納めるようになったことにより全国的に有名になりました。
丹波地域特有の土壌と気候が育む「丹波黒大豆」は、大粒で味がよく、つややかな煮上がりが特徴です。
タンパク質、脂質をはじめ、ビタミンB1・B2など栄養が豊富で、またポリフェノールなどの
成分も含まれていることから、健康食品としても人気が高まっています。
煮豆や黒豆茶などさまざまな加工品も製造・販売されています。 丹波篠山の黒大豆栽培は、約300年前からのムラが支える生産方式が令和3年に日本農業遺産として認定されました。
小豆の中でも、粒の大きいものが「大納言小豆」と呼ばれていますが、なかでも丹波地域で生産される
「丹波大納言小豆」は、「大粒で俵型をしており、煮てもくずれにくい」、「表皮が深い小豆色で、
色むらがない」などの特長があり、高級和菓子にも使われています。
丹波市春日町が発祥の地と言われ、江戸時代の俳諧論書「毛吹草(けふきぐさ)」に丹波国の産物として
記述が見られ、江戸時代初期には丹波の名品の1つとなっていたと考えられます。
丹波地域では、山あいの傾斜地で、昔から栗が栽培されてきました。「延喜式」にもその名を残す
歴史ある産地で、全国的な知名度を誇ります。古くは、朝廷や幕府に献上されてきました。
「銀寄」「筑波」「丹沢」などの品種があり、いずれも実が大きく風味が良いなど、高い品質を
誇っています。
渋皮煮や甘露煮をはじめ、栗を使った和菓子、洋菓子など加工品も多く販売されています。
また、栗ひろいが楽しめる農園もあります。
お正月のおせち料理に欠かせない「丹波黒大豆」。この黒大豆を成熟前の若く青いうちに収穫したのが
「丹波黒枝豆(若さや)」です。
地元では、古くから食べていましたが、丹波地域で開催された「ホロンピア’88食と緑の博覧会」
(昭和63年)がきっかけで人気に拍車がかかったと言われています。
続いて漫画「美味しんぼ」でこの黒枝豆が紹介されると全国に知られるところとなりました。 普通の枝豆と違い、独特の甘みとコクがあり、一度食すると忘れられません。
旬の時期は、10月上旬から約2週間です。この時期になると黒枝豆を求めて大勢の方が丹波地域に
訪れます。
丹波の山の芋は、ツクネイモと呼ばれる山芋の一種で、粘りが強いのが特徴です。
自然薯や長芋と比べてきめ細かく緻密で、純白のとろろや短冊切等上品な料理が簡単に楽しめます。 また、粘りとなめらかさを活かし、高級和菓子の材料として重宝されています。 栄養価も高いため、近年は健康食品として注目されており、江戸時代には、お米が凶作の時は山の芋で飢えを凌いだという話も残っているそうです。
上記以外にも、猪肉や鹿肉、有機野菜、松茸など、丹波の”おいしい!”まだまだあります。
詳細は、下記に添付のパンフレット「おいしい丹波」4ページをご覧ください。
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