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更新日:2024年10月15日

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兵庫の水稲新品種

取組の経緯

タブロイド表紙地球温暖化が進む中、本県では夏の暑さによりお米が白く濁るなど、品質低下が問題となっていました。
そこで、JAグループ兵庫と兵庫県が共同研究契約を締結し、夏の暑さに強く、おいしい新品種の育成を平成28年からスタートさせました。
通常、品種育成には14年かかりますが、できるだけ早く育成するため、温室を活用し1年に2回栽培するなど工夫し、9年に短縮し、本県の主力品種であるキヌヒカリ、ヒノヒカリ、コシヒカリに替わる品種の育成を進めています。
令和6年3月に県とJAグループ兵庫等から構成するひょうごの水稲オリジナル品種普及推進協議会を設立し、「ひょうご相思相米プロジェクト」と名付け、まずは令和7年度にキヌヒカリに替わる品種のデビューに向けて取り組んでいます(詳細は下記HPより)。
新品種取組概要(PDF:454KB)
ひょうご相思相米プロジェクト(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

取組方針

  1. 県産米流通量栽培方法
    SDGsの推進や本県が進める環境創造型農業の取組を拡大するため、土づくり、減農薬、減化学肥料の栽培を基本とします。また、種子更新による優良種子の使用、栽培履歴の記帳・提出に取り組みます。
  2. 供給先
    兵庫県は米の消費量が生産量を上回る状況であることから、県民に親しまれるよう県内量販店、学校給食等に供給していく予定です。
  3. 販売開始までの予定
    新品種の名前は令和6年12月を目途に決めていく予定です。令和7年度は約150haの栽培を予定しており、規模は小さいですが、量販店を通じて県民のみなさまにお届けする予定です。

新品種の特徴

令和7年度にデビューを目指しているキヌヒカリに代わる高温登熟性と食味に優れた品種候補を2系統まで絞り込みました。どちらの系統もキヌヒカリと比較して、夏の暑さに強いという特徴をもっています。令和6年度の試験結果を踏まえて、系統を1つに絞り、令和7年度に一般栽培を開始します。

2系統特徴(PDF:537KB)

精米92号精米91号精米キヌヒカリ

お問い合わせ

部署名:農林水産部 農産園芸課 農産班

電話:078-362-3494

内線:4065

FAX:078-362-4092

Eメール:nousanengeika@pref.hyogo.lg.jp