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筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)とは、これまで健康に生活していた人がある日突然原因不明の激しい全身倦怠感に襲われ、それ以降強度の疲労感と共に、微熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、脱力感、思考力の障害、抑うつ症状などが長期にわたって続くため、健全な社会生活が送れなくなるという疾患です。現段階では、詳しい発症要因は分かっておらず、明確な治療法も確立されていません。
症状が重たく寝たきりに近い方、症状に苦しみながら学校や会社に通う方、症状の改善や悪化を繰り返す方など個人差がありますが、日常生活に影響があるため、患者さんにとっては大きな苦痛を伴います。
また、慢性疲労症候群という名称から、誤解や偏見を受けることもあり、正しい理解が求められています。
日常生活に支障が出るほどの疲れが6か月以上持続ないし再発を繰り返す
なお、疲労の原因がはっきりしている場合は「慢性疲労」であり、慢性疲労症候群には当てはまりません。
これらの症状が6か月以上持続ないし再発を繰り返している場合は、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)が疑われます。当てはまる症状が多い場合は、早めに医療機関に相談しましょう。
国の慢性の痛み情報センター等(外部サイトへリンク)もありますので、ご活用ください。
慢性の痛み情報センター(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
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