ホーム > 暮らし・教育 > 健康・福祉 > 健康づくり > 熱中症対策

ここから本文です。

更新日:2020年5月13日

熱中症対策

熱中症

そもそも人間の体は、暑い時には皮膚に多くの血液を分布し外気への放熱により体温を下げ、また汗をかくことによって体内の熱を逃がし体温を下げます。
この機能により体温を保っています。しかし熱生産と熱放散のバランスが崩れたとき熱中症が起こります。
高温環境下に長期間いたとき、またはいた後の体調不良はすべて熱中症の可能性があります。
熱中症を油断してはいけません。熱中症は死に至る可能性のある病態です。

熱中症発生状況

2019年5月1日~9月30日における熱中症の救急搬送人員は3,236人です。
そのうち約4割(1,305人)の方が住居で発症しています。
「屋内で日差しにあたらないから大丈夫」と油断してしまいがちですが、屋内でも屋外同様十分な注意が必要です。

熱中症が起こりやすい環境

気温・湿度が高い、風が弱い、日差しが強い、など体温を下げる機能を阻害する環境では熱中症が起こりやすくなります。
また高齢者や低栄養、下痢、感染症等で脱水気味の人も熱中症のリスクが上がります。
それ以外にも激しい運動や慣れない運動、長時間の屋外作業などの水分補給がしにくい状況は熱中症のリスクにつながります。

 

症状

比較的軽症なめまいや立ちくらみは「熱失神」・筋肉のこむろ返りといわれる「熱けいれん」。どちらも意識ははっきりしている状態です。
中等度に分類される「熱疲労」は全身の倦怠感、脱力、頭痛、吐き気、おう吐などの症状がみられます。
最も重症状態が「熱射病」とよばれ高体温に加えて意識障害がおこっている状態です。

 

分類

症状

症状からみた診断

Ⅰ度

めまい・失神

「たちくらみ」という状態で、脳への血流が瞬時的に不充分になったことを示します。

筋肉痛・筋肉硬直

筋肉の「こむら返り」のことで、その部分に痛みを伴います。
発汗に伴う塩分(ナトリウム等)の欠乏により生じます。

手足のしびれ・気分の不快

熱失神

 

熱けいれん

Ⅱ度

頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感

体がぐったりする、力が入らない等があり、「いつもと様子が違う」程度のごく軽い意識障害を認めることがあります。

熱疲労

Ⅲ度

Ⅱ度の症状に加え、
意識障害・けいれん・手足の運動障害

呼びかけや刺激への反応がおかしい、体がガクガクとひきつけがある(全身けいれん)、真直ぐ走れない・歩けない等。

高体温

体に触ると熱いという感触です。

肝機能異常、腎機能障害、血液凝固障害

これらは、医療機関での採血により判明します。

熱射病

※日本救急医学会分類2015より

応急処置

熱中症を疑った時は周りの人と協力して処置しましょう。

 

  1. 涼しい環境へ避難
    風の通しのよい日陰やクーラーの効いた室内等に避難させましょう。
  2. 脱衣と冷却
    衣服を脱がせて、体から熱の放散を助けます。
    皮膚に濡らしたタオルやハンカチをあて、うちわや扇風機等で扇ぐことにより体を冷やします。
    冷やした水のペットボトル、氷等を首の付け根・脇の下・大腿部の付け根の前面・股関節部にあてて皮膚直下を流れている血液を冷やすことも有効です。
  3. 水分・塩分補給
    冷たい水を持たせて、自分で飲んでもらいます。大量発汗があった場合は汗で失われた塩分も補える経口補水液やスポーツドリンク等の摂取が薦められます。
    しかし、吐き気を訴えている場合や既にすでに嘔吐している場合は水分が気道に入り込む可能性があるため口から水分を摂ってもらうのは危険なので避けましょう。
  4. 医療機関へ運ぶ
    自力で水分の摂取ができない場合は点滴で補う必要があるため、医療機関に搬送することが最優先の対処法です。

 

予防

  • こまめに水分補給をしましょう。
    暑い日は知らない間にもじわじわと汗をかいています。運動量などにかかわらずこまめに水分を摂るようにしましょう。
    また高齢になるとのどがかわきにくくなります。のどが乾いたと感じていなくても水分補給を行いましょう。
    アルコールによって水分補給を行おうとするのは間違いです。アルコールは吸収した水分以上の水分を尿として排泄してしまいます。
  • エアコン・扇風機を適切に利用しましょう。
    エアコンの風を嫌がったり、節電のために使用しない人もいますが我慢することはよくありません。
    また老化によって暑さを感じにくくなります。目につきやすいところに室温計を設置し、適度な室温を保ちましょう。
    エアコンを付けない場合は向かい合う窓をあけて風通しをよくしたり、ブラインドや緑のカーテンなどで窓から差し込む日光を遮るなど快適に過ごす工夫をしましょう。
  • 適切な服装を選びましょう。
    風通しの良いゆったとした衣服で、吸汗・速乾素材を選ぶようにしましょう。
    また輻射熱を吸収する黒色系の素材を避けるのも良いでしょう。
    外出時は日傘や帽子を使用しましょう。※帽子はときどきはずして、汗の蒸発を促しましょう。

熱中症は一人ひとりが正しい知識を持ち、行動すれば防ぐことができます。
暑い夏も適切な行動・選択で元気に過ごしましょう。

熱中症予防リーフレット(PDF:211KB)

 

Adobe Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

部署名:健康福祉部健康局健康増進課

電話:078-362-9127

FAX:078-362-3913

Eメール:kenkouzoushinka@pref.hyogo.lg.jp