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健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことです。
健康寿命の算定には、「1日常生活に制限のない期間の平均」「2自分が健康であると自覚している期間の平均」「3日常生活動作が自立している期間の平均」の3指標が厚生労働省で示されています。
要介護認定の状況をもとに算定した「3日常生活動作が自立している期間の平均」で健康寿命を見ると、平成22年の兵庫県は男性が78.28歳、女性が83.02歳となっています。男女とも1位の長野県(男性79.46歳、女性84.04歳)との差が約1年であり、本県においては健康づくり推進実施計画に沿って、健康寿命を延伸する取組を進めています。
特に、本県は健康寿命全国1位の長野県と比べてみると、野菜の摂取量が少なく、悪性新生物(がん)による死亡率が高くなっており、健診受診率が低い状況であることがわかります。現在の本県の主な健康課題である、がんや生活習慣病を予防するため、「野菜の摂取などバランスのとれた日本型食生活の普及」と「健診受診率の向上」等に、一層積極的に取り組むことが不可欠です。
平成25年4月に改定した「ひょうご健康づくり県民行動指標」を活用しながら、県民総ぐるみで健康寿命の1年延伸を実現しましょう。
平成22年国民健康・栄養調査及び国民生活基礎調査より(順位は全国順位)
項目 | 兵庫県 | 長野県 |
---|---|---|
野菜摂取量(男性) |
34位 (287g) |
1位 (379g) |
野菜摂取量(女性) |
27位 (278g) |
1位 (353g) |
歩数(男性) |
1位 (7964歩) |
19位 (7196歩) |
歩数(女性) |
1位 (7063歩) |
11位 (6422歩) |
項目 | 兵庫県 | 長野県 |
---|---|---|
特定健診 |
29位 (39.6%) |
9位 (46.3%) |
特定保健指導 |
33位 (12%) |
2位 (21%) |
胃がん検診 | 43位(26.5%) |
9位 (35.4%) |
肺がん検診 |
42位 (18.8%) |
15位 (27.7%) |
大腸がん検診 |
39位 (22.1%) |
10位(28.1%) |
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