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小児救急の“最後の砦”として最善の医療を提供します

「子どもさんが元気になり、家族と共に笑顔で退院される時が一番うれしい」と話す伊藤科長。

県立尼崎総合医療センターの小児救命救急センター※は、阪神地域の小児救急医療の“最後の砦(とりで)”として24時間365日対応で、年間6,000人以上の患者を受け入れています。今春、断らない医療活動が評価され、民間のSDGsの賞を頂きました。当医療センターは2015(平成27)年に全国で初めて小児用ドクターカーを導入。車内での病院前診療に始まり、病状に応じてPICU(小児集中治療室)や一般病棟へとつなぐシームレス(継ぎ目のない)な医療を提供しています。今後の課題の一つが、若手医師の育成です。また、阪神地域の中核病院として、例えば学校の先生向けに事故予防や心肺蘇生法の講習会を定期的に開催するなど、行政や地域との連携にも力を入れています。(同医療センター小児救急集中治療科長 伊藤雄介さん)

小児用ドクターカー

ドクターカーの運用は9時~21時。消防署や救急隊の出動要請に対応できるよう専門のスタッフが待機しています。

※小児救命救急センターとは
診療科を問わず全ての重篤な小児患者を24時間体制で受け入れることを要件に都道府県が指定。現在全国に18施設あり、県内では県立こども病院と尼崎総合医療センターが指定されています。

 

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お問い合わせ:兵庫県広報広聴課(電話078-362-3019、FAX078-362-3903)