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百人一首で「淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に いく夜寝覚めぬ 須磨の関守」と詠まれたチドリ。冬毛になると大福のような丸々としたかわいい姿に。 |
チドリの中でも特にシロチドリは、群れが砂浜で休む姿が冬の風物詩として親しまれてきました。砂浜の減少などにより島内の生息数は1960年代の約100羽から近年では30羽ほどになりました。絶滅の危機にあることを知り、県立淡路景観園芸学校・県立大学大学院在学中の2022年に地域の人と「淡路島ちどり隊」を結成。現在は5歳から70代までの隊員約30人が島内11カ所の砂浜で調査や清掃、保護エリアの設置などを行っています。小中学校での環境学習やチドリ観察会も実施しています。浜辺でチドリを見つけてもそっと見守り、砂浜にごみを残さないなど美しい環境づくりに協力してもらえるとうれしいです。
(淡路島ちどり隊 原彩菜さん)
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