ここから本文です。
神戸には、健康のために毎朝六甲山系に登る「毎日登山」という独自の文化があります。明治時代、神戸に移住した外国人たちが毎朝再度山(ふたたびさん)に登るようになったのが始まりで、山腹の茶屋に置かれた記帳簿にサインしてから下山しました。やがて日本人の間にも広がり、摩耶山や高取山でも行われるように。大正時代には愛好家によって150以上の登山会が結成されました。近年は会員の高齢化が進み参加者は減りましたが、須磨区と垂水区にまたがる旗振山や、六甲山系を離れ西区の雌岡山(めっこうさん)にまで範囲を広げ、11の山筋で18の登山会、約1,500人が毎日登山を続けています。街のすぐそばに低山がある神戸ならではの文化を、これからも大切にしていきたいです。(兵庫県山岳連盟副理事長 吉野宏さん)

「大正時代の記帳簿には、茶屋のスケッチや六甲山のルート図なども描かれています」と吉野さん。

かつて再度山にあった「善助茶屋」の写真。記帳簿に挟まれていました。
朝のきれいな空気を吸いながら歩くのは最高です
1928(昭和3)年に結成され、神戸市長田区と須磨区にまたがる高取山で活動しています。約30年前には350人ほど会員がおり、毎朝片道40分かけて山に登り、山頂付近の月見茶屋に設置された記帳簿にサインしラジオ体操を行ってから出勤するのが主流でした。月見茶屋は3年前、店主が高齢のため一度閉店しましたが、登山会で新しい店主を探し、今年3月に再開しています。現在会員は約100人。ほぼ70代以上のため、若い世代にも入ってもらえたら。朝のきれいな空気を吸いながら山道を歩くのは最高ですよ。(神戸ツキワ登山会会長 卜部隆司さん)

高取山の山頂付近の広場で行われているラジオ体操。
問い合わせ
神戸登山研修所
【電話】078-940-1850
【ファクス】078-940-1851

お問い合わせ