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更新日:2024年3月6日

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実大三次元震動破壊実験施設を用いた実験・研究

1.地震によって損傷を受けた鉄骨建築物の耐震安全対策に関する実験研究

鉄骨試験体写真

研究では、阪神・淡路大震災により柱と梁の接合部に損傷を受けたままの鉄骨造の建築物が、南海トラフ巨大地震に遭遇した場合の被害程度の把握、大地震を経験した鉄骨建築物の構造健全度を推定するための技術開発を目的に、実大3階建ての鉄骨建築物の一部を取り出した試験体を製作し、独立行政法人防災科学技術研究所・兵庫耐震工学研究センターの実大三次元震動破壊実験施設(E-ディフェンス)を用いて加振実験を行いました。この実験成果が、阪神・淡路大震災の被災地域だけでなく、他地域で将来発生する大地震時の震後対策にも活用されるよう期待します。

[加振実験日:平成25年10月8日、10日、15日]

験研究報告書(平成26年3月)

2.ため池堤体の耐震安全性に関する実験研究

ため池堤体

研究では、ベントナイト系シートを用いた遮水シート工法により改修されたため池堤体の耐震性を検証することを目的に、2つの堤高3mのため池堤体を土槽内に試験体として造成し、国立研究開発法人防災科学技術研究所・兵庫耐震工学研究センターの実大三次元震動破壊実験施設(E-ディフェンス)を用いて加振実験を行いました。この実験成果が、兵庫県のみならず、日本全国のため池を有する自治体にとって役立つことを期待します。

[加振実験日:平成28年3月17日、18日]

[加振実験日:平成30年1月11日、12日]

験研究報告書(平成30年2月改訂版)

 

3.土のう構造体を用いた道路盛土の新たな耐震補強工法に関する実験研究

令和元年度実験写真

本研究では、従来の工法に比べ、一度の復旧工事で速やかにかつ完全に機能回復が可能な工法を開発することを目的に、直列に段積みした一段タイプと盛土の傾斜に合わせて設置可能な二段タイプの土のう構造体を作成のうえ道路盛土の法先部に設置し、独立行政法人防災科学技術研究所・兵庫耐震工学研究センターの実大三次元震動破壊実験施設(E-ディフェンス)を用いて加振実験を行いました。この実験成果が、兵庫県のみならず、日本全国の道路盛土の耐震性の向上に役立つことを期待します。

[加振実験日:令和元年11月12日、13日]

実験研究報告書(令和2年3月)

4.伝統的木造建築技術により建てられた古民家へのアウターフレーム補強の有効性検証に関する実験研究

古民家

本研究では、古民家の建物自体の改修工程を少なくしつつ、大地震時に適切に性能を発揮でき、信頼性の高い耐震補強効果を実現できるような設計条件を明らかにすることを目的に、アウターフレーム構法を導入した実大木造古民家試験体に対して、独立行政法人防災科学技術研究所・兵庫耐震工学研究センターの実大三次元震動破壊実験施設(E-ディフェンス)を用いて加振実験を行いました。この実験成果が、兵庫県のみならず、日本全国の古民家の耐震性の向上に役立つことを期待します。

[加振実験日:令和4年12月14日、20日]

実験研究報告書(令和5年12月)

第1章~第4章(PDF:5,391KB)

第5章-1(PDF:5,733KB)

第5章-2(PDF:8,881KB)

第6章~第8章(PDF:4,908KB)

 

 

お問い合わせ

部署名:危機管理部 防災支援課

電話:078-362-9809

FAX:078-362-9914

Eメール:kikikanri_soumu@pref.hyogo.lg.jp