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六甲山上で毎年秋に開催される現代アートの芸術祭「六甲ミーツ・アート」。2010年に始まり、今年で14回目を迎え、「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」として、歴代最多の50組の作品と展示場所にトレイルエリアが加わり、8月26日に開幕しました。
今年の会場は、六甲山上の9カ所で、各々の作品が一番映える場所に設置されていて、六甲山を散策しながらアートを楽しむことができます。
以前からテレビのニュース等で「六甲ミーツ・アート」のことは知ってはいたのですが、これまで訪れたことはなく、昨年初めて、内覧会と表彰式に参加させていただきました。内覧会で、アーティストの方々から直接、作品の解説と作品にかける思いを聞くとともに、各々の作品が六甲山の風景に溶け込んでいて、その面白さに魅せられました。
作品には、いくつかの賞が用意されていますが、昨年の内覧会が素晴らしかったので、今年は「兵庫県神戸県民センター長賞」を創設し、賞の仲間に加えていただきました。
賞の審査にあたっては、50作品を一つひとつ見て回ります。
最初の作品は、六甲ケーブル下駅にある鉄製の巨大なチンパンジーの像で、元からその場所にあったかのような佇まいです。
六甲ケーブルを上ると、そこには、何とも形容しがたい4体の物体が・・・という具合に、次々に作品が目に飛び込んできます。
9会場の50作品を全て見て回るのに、丸1日かかりましたが、六甲山にこんな所があったのかと新たな発見もありました。
「六甲ミーツ・アート」の魅力は、何といっても、通常の六甲山観光に加えてアートが楽しめることではないでしょうか。これまで、六甲山に行ったことがある人もない人も、この機会にアートが加わった六甲山の魅力を再発見してください。
山上での屋外展示が多いので、風雨にさらされて作品の形状が変わってしまうなどのアクシデントもありますが、それらも含めて、今年のテーマである“beyond”(作品とその先にあるもの)を感じてみてください。
「六甲ミーツ・アート」について詳しくはこちら(外部サイトへリンク)
グランプリ、兵庫県神戸県民センター長賞受賞 作品「食事の風景」(県立六甲山ビジターセンター) |
神戸市長賞受賞作品 「六甲の蟻塚」(県立六甲山ビジターセンター) |
令和5年9月1日
兵庫県神戸県民センター長
大久保 和代
≪以下に「過去の神戸県民センター長メッセージ」のリンク先を掲載しています。≫
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