ここから本文です。
皆さん、こんにちは。
県民センターの仕事場である新長田合同庁舎の1階に「県立神戸生活創造センター」があります。
生活創造センターは、県民の皆さんが学びや社会参加活動を行うフィールドです。実際に利用されている団体の活動内容は多岐の分野にわたり、芸術・文化、健康、スポーツ、福祉、自然・環境、まちづくり、児童・青少年、多文化、消費生活・・・とさまざま。それぞれの活動に対して、単に部屋やスペースを貸すだけの施設ではなく、活動する〔ひと〕〔コト〕〔場〕をつなぎ、支援する拠点だと思ってください。具体的には、皆さんの①作業やミーティングなど日頃の活動や、②成果発表・講座・イベント の際に、センタースタッフが伴走支援やグループ同士のつなぎ役となってサポートをしています。さらに、③地域の住民・団体や地域イベントとのマッチング支援なども行っています。
1 フリースペース ~ 誰でも利用できる【学びや交流の場】
○個人でも団体でも使えるフリースペースです。学習やミーティング、イベントに使用できます。
2 図書コーナー ~ 誰でも利用できる【情報を知る場】
〇くらしに役立つ本など約一万冊が揃っています。貸出し可。
〇県内各地の講座・イベント情報のチラシ、フリーペーパーも配架。
〇マット上で、小さいお子さんと一緒に絵本が読めます。
3 レンタルスペース ~ 誰でも利用できる【有料貸出スペース】
〇講座研修室、展示ギャラリー、キッチン、スタジオがあります。
〇キッチンには4つのアイランドキッチン(IH付き)と中央に作業台があり、食器・食洗器・オーブンレンジ・ピザ窯等完備です。料理教室、食事会、ランチミーティングなど多用途に使えます。
〇スタジオは新長田唯一の鏡張りです。
4 活動ブース、ロッカー、印刷・製本室 ~ 登録グループが使用する【無料貸出スペース】
〇センターに登録いただいたグループが無料で使用できます。
1 皆さんの生活創造活動・学習の場として
(1)継続的にセンターを活用していただくには、活動グループとして、センターに登録していただくと非常に便利です〔グループ登録制度〕。
登録グループのメリットは、
①予約可能な無料の部屋を会議、作業の場として使える。
②ロッカーが付与される。
③印刷・製本室を使用できる。(実費は負担)
④センターと共催して、講座・交流会などが開催できる。
⑤他の登録グループや地域とのマッチング支援が受けられる。
現在、370ほどのグループが登録されています。
(2)図書コーナーと隣接するフリースペースには広々とした空間に机と椅子が配置されています。読書にふける方もいらっしゃれば、最近需要の高い放課後の自習場所としてもよく使われています。有料のコピー機やフリーWi-Fiも完備されています。
2 活動発表・イベント開催の場として
ここでは年中を通して、生活創造センターや登録グループ主催の講座、登録グループ同士の交流会などのイベントが頻繁に開催されています。
さらには
・年に一度、登録グループの成果発表、来場者との交流を行う「生活創造フェスタ」
・年に数回、近隣商店街とともに開催する「Hello Market」
・月に一回、市内の産直野菜等を販売する「しんながた新鮮市」
など多彩な大規模イベントも開催しています。
先日12月3日(火曜日)にはフリースペースを活用して、「阪神・淡路大震災30年 語らいの場」というシンポジウムが開催されました。全国でも珍しい、防災を専門に学ぶ県立舞子高校・環境防災科の卒業生の皆さんの企画で、震災の記憶をつなごうと、経験した人も震災後に生まれた人も参加して、自由に語り合う催しでした。
今回、県民センターや生活創造センターは、イベントの企画立案に入り込んだわけではなく、ただただ主催者の開催趣旨に共感して、語らいの場を提供させていただいたに過ぎません。しかしながら、今回のシンポジウムを通して、このように県民の皆さんが主体的に活動され、我々行政はその場づくりをする、一緒に参加させていただく、このような機会がもっとあっても良いのではと改めて感じました。
成熟社会に突入して久しく時が経ちました。県民の皆さんの価値観も多様化し、それぞれが強い思いを持って、或いは自身の生活の質を高めるために、主体的にさまざまな活動をしています。生活創造センターはそれが実現・表現できる「場」としてあり続けたいと思います。個人でもグループでも気軽にお越しください。お待ちしています。
兵庫県神戸県民センター長
内藤 良介
≪以下に「過去の神戸県民センター長だより」のリンク先を掲載しています。≫
お問い合わせ