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普段、何気なく使っている「六甲山」という名称。正式には、六甲山という単独の山ではなくて、六甲山系のことを総称して六甲山と呼んでいるというのは、皆さんはご存じでしょうか。主だった六甲山系には、西から鉢伏山、高取山、摩耶山などがあり、日本三大夜景で1000万ドルの夜景と称される掬星台は摩耶山頂に、東灘区と北区の境界に位置する六甲山最高峰は931m。
六甲山は、震災前には企業の保養所等が200以上ありましたが、震災後の復興に取り残される形で保養所等の数も激減し、遊休施設が増加。県と神戸市では、六甲山を活性化すべく様々な施策を講じ、令和になってから、それら遊休施設を改築したシェアオフィスやホテルのほかアスレチック施設など、新しい施設がオープンしています。
平成30年に全面リニューアルした神戸県民センターが管理運営する「六甲山ビジターセンター」でも、環境学習のほか、自然探索ツアーなど、六甲山の魅力を発信し、楽しんでもらうための様々なプログラムを用意しています。
また、9月には、六甲山の賑わいづくりとして、「六甲有馬ヒルクライムフェスタ」を開催します。有馬と芦屋を結ぶ芦有道路の登坂4.1㎞のタイムを競う自転車競技で1000人規模の参加を目指しています。その前夜は、有馬川親水公園で涼風ビアガーデンを催し、当日は、有馬小学校の校庭で電動三輪車ノスリスの試乗会など、自転車競技に参加されない方でも楽しめる催しも多数用意しています。
六甲山は、私自身にとっても思い出の地。六甲山の麓の大学に通い、友人は「六甲山ホテル」で結婚式をあげました。社会人になってからも仲間と何度もハイキングで訪れるなど、六甲山は身近で大自然に包まれたリゾート地です。これからも官民あげて、六甲山の活性化に取り組んでいきます。
令和4年6月1日
兵庫県神戸県民センター長
大久保 和代
≪以下に「過去の神戸県民センター長メッセージ」のリンク先を掲載しています。≫
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