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小野市で生まれ育った私が、神戸とかかわるようになったのは大学生の頃。大学が神戸市内にあり、家から片道2時間近くかけて通学していたので、その頃は神戸といっても大学周辺しか知らなくて、正直、坂道ばかりで高台からの景色がきれいくらいの印象しかありませんでした。
その後、結婚して初めて実家を出て住んだところが垂水区西舞子。そこで10年間を過ごすことになります。その間、働きながら2人の子供を育てましたが、近くの「小ぐま保育園」、「舞子保育園」には大変お世話になり、働き続けることができたのもこの2つの保育園のおかげと感謝しています。
当時の西舞子は、とても庶民的なまちで、近くに市場があり、子供たちにも人気のお好み焼き屋「やまちゃん」やラーメン店「大連」がありました。先日、20数年ぶりに近くに行ってみると、市場はなくなっていましたが、「やまちゃん」や「大連」はそのままで、以前と変わらない店構えのまま、当時の店主が温かく迎えてくれました。
また、当時からお気に入りのスポットが「大歳山遺跡公園」で、よく散歩で訪れていました。公園内には弥生時代の竪穴式住居が復元されており、高台から眺める明石海峡大橋や淡路島の景色はとても爽やかで美しく、桜の季節もお勧めで、癒しのスポットでもあります。
この他、垂水区は兵庫県下最大の前方後円墳である五色塚古墳や世界一のつり橋である明石海峡大橋に最も近い県立舞子公園などがあり、風光明媚な地域です。
海岸沿いにある舞子六神社では、12の願意に12色の袋を組み合わせて、144通りから選べる「選べるお守り」があります。私は、誕生石であるサファイアの色を選び、願意は・・内緒です。
深まる秋、夕暮れの海岸沿いを散歩してみるのもいかがでしょうか。
令和4年11月1日
兵庫県神戸県民センター長
大久保 和代
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