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酪農の盛んな地域では、新しい草が伸びる頃から放牧を始め、冬を牛舎で過ごした牛たちは野に放たれ躍り上がって喜び、思う存分草を食みます。生命力あふれるこの時期、ミルク、これらをもたらす命や自然、働く人々に感謝するお祭りやお祝いが世界各地で行われます。
このことから平成13年(2001年)、国連食糧農業機関(FAO)が、6月を「世界牛乳の日(World Milk Day)」に提唱しました。平成19年(2007年)、日本でも、日本酪農乳業協会(現・一般社団法人Jミルク)が、6月1日を「牛乳の日」、6月を「牛乳月間」と定めました。
出所:一般社団法人Jミルクホームページ
牛乳は、牛から絞った乳(生乳)を加熱殺菌したもので、水や添加物などは一切加えられていない自然の恵み。良質な乳を出してもらうために酪農家は、栄養バランスを考えた飼料を与え、暑さに弱い牛たちが快適に過ごせるように牛舎の温度管理や健康管理など、365日休みなく細心の注意を払って、ようやく私たちの口にする牛乳となります。
本来、子牛を育てるための栄養源である牛乳は、同じほ乳類である私たちにとっても理想的な栄養食品です。コップ1杯(約200ml)で1日に必要なカルシウム量の約3分の1が摂れるばかりでなく、良質なたんぱく質やビタミン類などたくさんの栄養素がバランスよく含まれています。栄養が豊富だとカロリーが高いと思われがちですが、同じカロリーのほかの食品を食べるよりもバランスよく効率的に栄養素を摂ることができます。
出所:一般社団法人日本乳業協会ホームページ
令和4年の初め頃から、国際情勢の変化により生乳を生産するために必要な牛の飼料の価格が高騰し、酪農家にとって厳しい状況が続いています。
兵庫県では、牛乳・乳製品の消費を促すことで生乳を生産している酪農家を応援しようと呼びかけています。
「ひょうご認証食品」に登録された牛乳は、県内酪農家産の生乳を100%用いた新鮮で安全な自然の恵みです。ぜひ、地元で作られたおいしい牛乳をお試し下さい!
飲んだり食べたりすることが、酪農家の応援になります。
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