兵庫県では獣医師を募集しています
獣医師募集パンフレット(令和6年度版)(PDF:4,476KB)
職種・職員紹介
農林水産部
家畜保健衛生所
家畜保健衛生所を県内3カ所(姫路市、朝来市、南あわじ市)に設置しています。
畜産振興を図るため、獣医学の専門知識をフルに活用し、現場の最前線で仕事をしています。
【主な業務】①家畜の伝染性疾病の検査を行う防疫業務 ②生産性の向上を目指した衛生業務 ③高度な診断技術を駆使した病性鑑定業務 ④畜産物の安全確保のための安全対策業務
県立農林水産技術総合センター
兵庫県の畜産に関する試験研究は、農林水産技術総合センターで実施しており、県内の3カ所(加西市、朝来市、南あわじ市)で分担してすすめています。
【畜産技術センター】①肉用牛(但馬牛)の肉質改良 ②受精卵移植等
【北部農業技術センター】①肉用牛(但馬牛)育種改良 ②繁殖雌牛飼養技術酪農の研究等
【淡路農業技術センター】①酪農(乳用牛)に係る研究 ②基礎から応用分野にわたる研究等
忙しい酪農家の負担を減らす一助となりたい。
淡路農業技術センター
別府 美保(令和3年度採用)
農林(水産)振興事務所
農林(水産)振興事務所を県内10カ所に設置し、畜産を含む農業振興のための各種施策を推進しています。
【主な業務】①農畜産物の生産振興に関すること ②畜産経営に関すること ③兵庫県認証食品(畜産物)に関すること
他分野の専門家との仕事や事業者との交流など、獣医師という枠を超えた経験がたくさん。
豊岡農林水産振興事務所
浦滝 香菜子(令和2年度採用)
保健医療部
食肉衛生検査センター
食肉衛生検査センターを県内4カ所(加古川市、たつの市、養父市、南あわじ市)に設置し、県内で処理される食肉の安全を確保しています。
【主な業務】①と畜場におけると畜検査 ②大規模食鳥処理場における食鳥検査 ③認定小規模食鳥処理場の監視指導 ④HACCPに沿った衛生管理の推進 ⑤食肉衛生検査に係る消費啓発 ⑥食肉衛生検査に係る調査研究
「食肉として出荷できる」と自信を持って判断できるようになりたい。
食肉衛生検査センター 淡路食肉衛生検査所
春名 麻衣(令和4年度採用)
動物愛護センター
動物愛護センター及び支所を県内5カ所(尼崎市、三木市、たつの市、養父市、淡路市)に設置し、人と動物が調和し、共生する社会づくりに寄与しています。
【主な業務】①動物愛護思想の啓発 ②犬、猫の譲渡 ③負傷動物の収容等 ④動物の適正飼養の推進 ⑤犬、猫の引き取り ⑥動物取扱業の登録指導 ⑦災害時における同行避難等危機管理対策 ⑧動物由来感染症への対応 ⑨特定動物からの侵害防止
「人と動物の架け橋となる獣医師」を目指して頑張っています。
動物愛護センター
松野 圭祐(令和3年度採用)
県立健康科学研究所
感染症、食品、医薬品、飲料水などの公衆衛生に関する行政検査及び調査研究を行い、県民の健康と生活環境を守っています。
【主な業務】①食品中の残留有害物質検査 ②食中毒調査に係る検査 ③食中毒・感染症予防のための微生物学的な調査研究 ④感染症の発生動向調査と流行防止 ⑤食品衛生検査施設等の内部点検、内部監査、外部精度管理を通じた検査結果の信頼性確保
感染したかどうか不安な思いの県民のみなさんに役に立てて嬉しい。
県立健康科学研究所
鈴木 恭子(平成18年度採用)
健康福祉事務所(保健所)
健康福祉事務所(保健所)を12カ所に設置し、県内における食品の安全確保および、生活衛生の向上に寄与しています。
【食品衛生監視員】①食品関係営業施設の許認可・監視 ②食品、添加物等の試験検査 ③食中毒の防止対策 ④HACCPに沿った衛生管理の推進
【環境衛生監視員】①生活衛生関係営業施設の許認可・監視 ②公衆浴場等の衛生対策 ③生活環境の衛生確保
公衆衛生の専門知識で、県民みなさんの生活と健康を守る。
洲本健康福祉事務所
池端 真帆(平成27年度採用)
仕事以外のことも聞いてみました ー職員に10の質問ー
令和6年度のパンフレットに登場した職員に、入庁前のことから休暇のことまであれこれ聞いてみました。
質問01: 子供の頃、動物が好きだった?
- 好きだった 8人
- 苦手だった 0人
- 興味がなかった 0人
たまたま?それとも獣医師の当たり前?「動物好き」が圧倒的多数でした。
質問02: 学生時代、苦手だった科目や勉強はある?
- 理系科目。
- 獣医病理学です。
- 病理切片を見て、疾病名を答えるのが苦手でした。
- 解剖学、組織学。スケッチが苦手でした。
- 物理。
- 微生物学や寄生虫学はおもしろいのですが、名前を暗記するのにとても苦労しました。
- 完全な理系脳だったので、英語、国語が苦手でした。国語で1000人中下から2番目の成績を修めたことも…。
- 理系科目全般(特に数学)。
- 高校時代は国語(現代文、古典)、大学時代は獣医外科学、です。
意外と(?)理系が苦手だった人多数。でも入庁してからも「勉強を続けたい」声も多いです。
質問03: 出身地は?
質問04: 勤務の時の服装は?
作業が多い現場なので作業着(もしくは白衣)が圧倒的。「動きやすいパンツスタイルで」という声も多し。
質問05: 昼食はどうしてる?
昼食はお弁当派が圧倒的。「お弁当とは言わないかもしれないけど、カップ麺やレトルトカレーなど簡単に作れるものを食べています」という人も。
質問06: お気に入りの仕事道具(自分のものでも職場のものでも)を教えてください。
- 検査刀「研ぎ方を練習中です」
- 大学生の時から使っているワイヤレスのマウス「手になじんでるので使いやすい!」
- モニター「現場から戻った後は事務仕事に勤しむことが多く、2画面で少しでも効率よく!」
- 卓上カレンダー
- フリクションボールペン
- Jetstreamのボールペン
- PILOTのシャープペンシル
- 同期からプレゼントでもらった筆箱。「毎日の仕事も、出張や会議に行くにも必ず持っていくのですが、同期も頑張っているのだろうなあ・・と思って自分も頑張れます」
- なし
事務作業も多い県獣医師にとって、文房具も大事な相棒?!
質問07: 勤務が終わったら何してる?(複数回答あり)
- サブスク
- 猫と遊ぶ
- 晩酌しながらテレビを見る
- 犬と遊ぶ
- ジムで体を動かす
- 家事・育児
- 読書
- 夜ごはんを食べて寝るだけ
- 友人と通話しながらゲーム
- 動画鑑賞
- アニメ鑑賞
- 筋トレ
質問08: これまでの最大休暇日数は?
- 5連休「友達と旅行です」
- 5日間「結婚休暇で九州に新婚旅行に行きました」
- 連続で取得したのは3日。土日祝日と重ねて1週間程度の休みにして、友人とカナダに旅行に行きました。
- 土日含めて5日「海外旅行に行きました」
- 3連休の前に2日有給休暇をとり、5連休に。「国内旅行に行きました」
- 年末年始の連休に有給を繋げ、合計11連休。「年末年始だったので、家族や親戚に会ったり、旅行がてら友人に会いに行ったり」
- 5日「旅行です」
- 20日/年度です。「国内旅行などに行きました」
休暇の使い方は旅行が大半。「コロナなどで国内旅行しか行けなかったけど、今後長期休暇をとって海外旅行に行きたい!」という声も。
質問09: 県獣医師になってみてびっくりしたこと、意外だったことは?
仕事内容から職場の雰囲気まで、「意外だったこと」結構あります。
- 大学時代にインターンシップで県獣医師の仕事を体験したり、その内容について学んだりして分かっていたつもりだったけど、思った以上に仕事の幅が広い。
- 業務時間は検査主体なのかと思いきや意外と畜主さんとお話しする機会が多い。
- 真面目で堅い性格の人が多いのかと思っていたが、気さくで親しみやすい人が大半。
- 各職場の人数が思っていたよりも少なかった。もっと大所帯を想像していた。
- 仕事内容が多岐にわたること。元々臨床獣医師だったので、仕事内容の差に最初は驚いた。
- 住民から通報があり、大量に自生している違法の「ケシ」を1日かけて抜去する仕事をしたこと。こんな仕事までするんだなとびっくりした。
- 県獣医師といえば食検、家保だと思っていたけど、保健所や研究所など様々な配属先があった。
- 専門職ではなく一般職だった。
- 動物病院など他の獣医職を経験して転職して来た人が思ったより少なかった。
- 県内部、県外関係機関での研修が多い。
- 県庁や家保、技術センターなど同じ県組織といっても業務内容が大きく異なり、同じ家保内でも課が違うと内容が違うので、異動の度に新しい内容に触れることができる。
質問10: 県獣医師になる前と今で自分の中で変わったことはありますか。
- 終業後の自由時間が増えたので、平日のんびり過ごせるようになりプライベートが充実した。
- 獣医師以外の人とも係わることができるので、いろんな考え方に触れる機会が多く、学生の時や臨床獣医師の時よりも視野が広がった。
- 食品を購入するときに食品表示を確認するようになった。
- 前職が動物病院勤務だったので直接的に命を預かるプレッシャーがあったが、それから解放された。
- 様々な県民と接する中で、人に対して以前より寛容になったと思う。
- 動物の病気のことだけではなく、食品や感染症検査など様々な分野の仕事をすることによって広い視野を持つことが出来るようになったと思う。
- 仕事をする上で、獣医師としての知識や技術を伸ばすことが第一だと考えていたけど、接する相手(県民や関係機関職員)が何を求めているかを汲み、知識などを「どのように活かすか」を考えられることがより大切なことだと思うようになった。
- 前職は残業が非常に多くプライベートな時間の確保が難しかったけど、県公務員になってからは交友関係も復活したりと充実した時間を過ごしている。
- 自分の意見や考えを積極的に表明するようになった。(その方が周りに迷惑をかけず、仕事が回りやすくなるような気がしている。)
- 広く浅く勉強していた学生時代に比べてより専門的な知識が要求される場面が多々あり、勉学の重要性を再認識した。
仕事をしていく中での姿勢や視野はもちろん、人との関わりや時間の使い方まで変わった人も。
Q&A よくある質問
Q. 初任給はどれくらいですか?
A. 大学新卒者の初任給(例)は、次の表のとおりです。(令和6年4月現在)
区分 |
初任給(地域手当・初任給調整手当含む) |
行政職 |
273,273円 |
研究職 |
289,631円 |
※1 地域手当は、勤務地により給料月額の4.4%~9.4%となっています。
※2 初任給調整手当は上限35,000円、大学卒業後最長15年間支給されます。
※3 経験に応じて、上記の額に加算される場合があります。
このほか、住居手当、扶養手当、通勤手当、期末・勤勉手当(令和5年度実績 4.50ヶ月分)などの手当があります。
Q. どのような研修がありますか?
- A. 新任職員が受ける研修は、前期、後期にそれぞれ行われる予定で、さまざまな職種の新任職員同士が一緒に学んで交流できる機会となっています。また、昇任時などの節目にも階層別研修を実施しているほか、意欲のある方には海外や、国への派遣研修の制度も設けられています。
Q. インターンシップの受け入れについて
- A. 随時希望に応じたプログラムを作成し受け入れています。詳細については、農林水産部または保健医療部までお問い合わせください。※令和5年度受け入れ実績:27名
Q. 住むところはありますか?
- A. 世帯用及び単身用の職員住宅が神戸市内をはじめ、県内各地に設けられています。
Q. 採用試験の内容について教えて下さい。
- A. 筆記試験:獣医師に必要な専門知識に関する記述試験を行います。
個別面接:知識、態度、表現力、積極性などについて、個別面接を行います。
適正検査:職務の遂行に必要な適性について検査を行います。
Q. 昇任システムについて教えてください。
- A. 職制は、本庁の場合、主事、副主任、主任、主査、班長、副課長、課長等の順になっており、昇任は、勤務成績、経歴などの総合評価により決定されます。また、希望のポストを自己申告する制度も設け、積極的に職員の登用を図っています。
Q. 出産や子育て支援について教えてください。
- A. 妊娠中や出産・職場復帰後の充実した休暇・休業制度(有給含む)があり、その後も子育てのための短時間勤務や看護休暇などが取得できます。また、男性職員の育児休業制度もあり、働きやすく安心して子育てができる職場環境が整備されています。
Q. 勤務時間や有給休暇について教えてください。
- A. 一般的な職場では、職務は月曜から金曜までの完全週休2日制で、勤務時間8時15分~17時00分、8時45分~17時30分、9時00分~17時45分、9時30分~18時15分の4つから選択できます。年次有給休暇は、1年間に20日(4月新規採用は、15日)あり、一定の日数を繰り返すことができます。そのほか、特別休暇(夏季、結婚、出産、忌引など)があります。
獣医師職員の配置機構
獣医師職員数:218 名(衛生獣医121 名+農林獣医97名)(令和5年4月1日現在)
地方機関配置図
これまでの職員アーカイブ
獣医師募集パンフレット(令和5年度版)(PDF:3,565KB)