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西播磨のすがた

西播磨の地域特性を紹介するコーナーです。

位置

西播磨の位置

西播磨地域は、東西43km、南北67kmに及ぶ地域であり、兵庫県西部に位置し、北は但馬、南は瀬戸内海、西は岡山・鳥取両県、東は中播磨地域に隣接し、兵庫県の約5分の1に当たる面積を有しています。全体の約8割を林野が占め、特に北部は県下有数の森林地帯であり、緑豊かな森に恵まれています。南部は瀬戸内海に面し、風光明媚な海岸美を形成しています。中国山地を源とする揖保川、千種川が播磨灘に注ぎ、これまで多彩な文化を育んできました。人口は約28万人、4市3町で構成されています。

地勢・気候

眺望

●地勢


西播磨地域は、中国山地の東端部に連なる西播磨山地を源として北から南に揖保川、千種川が流れ、播磨灘にそそいでいます。

地域中北部は、起伏の大きい丘陵・山地であり、これらの大半が森林となっています。これらの間を流れる河川沿いには狭長な谷底平野や河岸段丘があり、集落や水田、畑等の農地が分布しています。また、河川中流部は、なだらかな丘陵地帯となっており、高原では観光、交流施設等としての利用も見られます。

一方、地域南部には、河川下流地域の平野や湾沿いの海岸低地などの平地が広がり、古くから農業地帯として発展してきましたが、特に高度成長期以降重化学工業の立地が進み、揖保川、千種川河口間には、リアス式の自然性の高い海岸が連なり、一部に漁港、リゾート施設等が立地しています。

鉄道は、臨海部にJR山陽本線、JR山陽新幹線、JR赤穂線が、内陸部にはJR姫新線が通っています。また、平成6年12月には、上郡町から佐用町を通り鳥取に至る智頭急行智頭線が開通し、大阪~鳥取間が時間短縮されています。

道路は、東西方向に中国自動車道と山陽自動車道の2本の高規格幹線道路が通り、また、南北方向には鳥取方面へ延びる国道29号、373号があり、その他の主要地方道が圏内の各市町間をネットワークしています。

これら交通基盤の整備に伴い、近年は中国自動車道、山陽自動車道沿いの内陸部において播磨科学公園都市の整備をはじめ、工業団地、ゴルフ場等の立地が進んでいます。


●気候


当地域は、中南部が温暖で降水量の少ない瀬戸内海気候、北部が冬季積雪の見られる内陸気候に属しています。

瀬戸内海沿いの中南部は、年平均気温15℃、年間降水量約1,500mm前後で特に冬季の降水量が少なく、日照時間は2000時間を超えます。

一方、河川上流の山間部にあたる北部は、中南部に比べ年平均気温は1~2℃低く、年間降水量は冬季も比較的多く、2,000mm前後となっており、揖保川、千種川など流路の長い大きな河川の水源地域として、寡雨傾向にありながらも水需要の多い平野部を潤しています。

風向は、夏は南寄り、冬は北寄りの風が吹きますが、風速も穏やかです。

都市化は他の地域に比べそれほど急激ではなく、温暖な気候、土地、空気、緑、水といった快適な住居空間の条件を持っています。

播磨科学公園都市とは・・・

SPring-8

西播磨の美しい山あいに位置する「ひかりのまち」播磨科学公園都市は、豊かな自然の中に世界最高性能を誇る大型放射光施設(SPring-8)など、さまざまな研究施設が建ち並んでおり、そこで生み出される数々の業績は世界の注目を集めています。

標高250m~300mの丘陵地に広がるこの街のコンセプトは「人と自然と科学が調和する高次元機能都市」。世界トップクラスの建築家がデザインしたユニークな建物が、美しい自然にとけ込むように配置された風景は、まさに未来都市です。

兵庫県立大学理学部などの充実した教育施設や、豊かな緑に抱かれた住宅街も整備された都市内では、世界中から集まった研究者によって、世界最先端の研究・開発が着々と進んでいます。

最先端のがん治療施設「県立粒子線医療センター」の開所、中播磨地域及び西播磨地域における障害児教育の教育環境の充実を図るため、県立西はりま養護学校が開校しました。また、神戸市にある県立総合リハビリテーションセンターとともに、兵庫県の地域リハビリテーションシステムの中核機能も担当している西播磨総合リハビリテーションセンターの開設など、ひかりのまちはさらに成熟度を深めています。

観光

(西播磨ツーリズム・観光ガイド)西播磨遊記(外部サイトへリンク)

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