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近年、子どもや子育てを取り巻く環境は変化し、保育所等に求められる役割も多様化・複雑化する中、保育現場においては、園長、主任保育士等の下で、初任後から中堅までの職員が、多様な課題への対応や若手の指導等を行うリーダー的な役割を与えられて職務にあたっており、各種の研修機会の充実によって、職務内容に応じた専門性を向上させていくことが重要となっています。
保育士等キャリアアップ研修は、これらの重要性に鑑み、平成29年度から開始された、保育所等の中堅職員を主な対象者とする研修です。
また、今後、処遇改善等加算Ⅱ(平成29年度に創設された、技能・経験を積んだ職員に対する新たな処遇改善等加算)により賃金改善を受ける方は、必要な分野の研修を修了することが要件とされる予定であり、保育士等キャリアアップ研修は、この要件を満たすための研修として位置付けられることとなっています。
保育士等キャリアアップ研修には、(1)乳児保育、(2)幼児教育、(3)障害児保育、(4)食育・アレルギー対応、(5)保健衛生・安全対策、(6)保護者支援・子育て支援、(7)マネジメント、(8)保育実践の8分野があります。
各分野の内容は、5つの項目に分かれており、1つの分野を修了するためには、当該分野の研修を15時間以上受講するとともに、5つの項目全てを受講することが必要です。1つの分野を修了した場合には、修了証が交付されます。
保育士等キャリアアップ研修には、兵庫県が実施する「県実施研修」と、市町・指定保育士養成施設・非営利団体が県の指定を受けて実施する「指定研修」の2種類があります。
県実施研修は、兵庫県が兵庫県保育協会への委託等により実施します。令和4年度は、8分野のうちの3分野を兵庫県保育協会へ委託して実施しました。詳細は、こちら(「保育士等キャリアアップ研修(県実施研修)」のページへリンク)をご覧ください。
指定研修は、指定研修機関(市町・指定保育士養成施設・非営利団体)が実施する研修で、保育士等キャリアアップ研修としての要件を満たすものとして県が指定した研修です。
8分野のうちのどの分野の研修を実施するかは、各機関によって異なりますので、詳細は、こちら(「保育士等キャリアアップ研修(指定研修)」のページへリンク)をご覧ください。
この研修の対象となる方は、以下のとおりです。
8分野のうち、いずれかの分野について15時間以上受講し、5つの項目全て受講した場合は、県または指定研修機関から、受講した分野の修了証が交付されます。
修了証交付のための手続きについては、こちら(「修了証交付のための手続き」のページへリンク)をご覧ください。
事業実施要綱
〔兵庫県保育士等キャリアアップ研修事業実施要綱〕(PDF:368KB)
よくあるご質問
指定研修として県の指定を受ける場合の手続き等については、こちら(「保育士等キャリアアップ研修指定研修の募集」のページへリンク)をご欄ください。
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