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不動の1番打者として、阪神タイガースのセ・リーグ優勝と日本一に貢献した近本光司さん。淡路島出身の近本さんと、スポーツが持つ力や子どもたちの成長につながる環境づくりなどについて語り合いました。
近本光司(ちかもと・こうじ)さん
1994年淡路市(旧東浦町)生まれ。県立社高校から関西学院大学、大阪ガスを経て、2018年ドラフト1位で阪神タイガースに入団。23年は選手会長としてチームをけん引し、盗塁王、ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞を獲得。日本シリーズでは歴代3位の14安打を放ちMVPを受賞。
38年ぶりの日本一に大きく貢献 |
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部活動に打ち込める環境を整備
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子どもたちに本物との出合いを 齋藤 県では23年度からスポーツ行政を知事部局に移し※2、スポーツによる地域活性化に一層力を入れています。例えば、県内のプロスポーツクラブと連携し、観戦招待やスポーツ教室を通して、子どもたちがプロスポーツを肌で感じる機会を設けています。 近本さん 本物に触れるのは有意義なことだと思います。以前、自主トレがご縁で鹿児島県の沖永良部島の子どもたちを京セラドーム大阪に招待しました。みんなが試合の感想を口にする中、「あんな大きな建物をどうやって造ったのだろう」と言った子がいました。これも本物との出合いです。この子は野球観戦がきっかけで建築に興味を持つようになるかもしれません。小さい頃からいろんなものに触れることが、将来の選択肢を増やすことにつながると思いました。 齋藤 試合観戦を通して競技の魅力以外にも気付きがあるというエピソードは興味深いです。スポーツは子どもたちの人生の幅を広げるきっかけにもなるのですね。ところで、近本さんはふるさとの子どもたちとの交流も大切にされていると聞いています。 近本さん シーズンオフにスポーツ教室を開いています。社会人時代、自分が子どもの頃にしてもらったように、僕も地元の次の世代のために何かしてあげたいと思うようになり、プロに入って実現できました。 |
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未来のヒーローたちへ
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6年間に約300億円を集中投資して“生徒ファースト”の視点に立った備品や空調、人工芝グラウンドの整備等を進めています。備品の整備では「生徒裁量予算枠」を設定し、生徒が話し合って使い道を決めました。▶3面に関連記事(別ウィンドウで開きます)
※2 スポーツ行政の知事部局移管
スポーツの魅力を地域活性化等に生かすことを目的に移管。プロスポーツクラブと連携し、地域創生に向けた取り組みを開始。さらに、「HYOGOスポーツ新展開検討委員会」を設置し、人材育成や地域スポーツの環境整備等に向けた議論を行っています。
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