ここから本文です。
緊急事態宣言の再延長 ーストップ感染拡大に向けて
新型コロナウイルスの変異株が猛威を振るっています。4月25日に緊急事態宣言が発令され、県民・事業者の皆さまの協力のもとで感染防止に取り組んだ結果、新規感染者数が減少するなど一定の効果が見えてきました。
しかしながら、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会による感染状況を示す4ステージでみると、5月29日現在、兵庫県は5つの指標のうち、依然として病床使用率など2つがステージ4の感染爆発段階、2つの指標がステージ3の感染急増段階にあります。入院待機者が数百人を超え、十分な医療提供が難しい状況が続いています。
このため、神戸市域では緊急事態宣言を、5月末までから、6月20日までへと延長することが決まりました。変異株は従来株以上に手強く、全世代で感染リスクが高まっています。本格的に始まったワクチン接種と、緊急事態宣言による地域ぐるみの感染防止を両輪として、ウイルスを封じ込めなければなりません。神戸市域の県民・事業者の皆さまには、いま一度、下記の感染対策へのご協力をお願い申し上げます。
一方で、緊急事態宣言の延長に伴って消費が広く抑制されるなど景気下押し効果が強まることが心配されます。県では、時短営業店舗等への協力金のほか、酒類販売店への支援金、中小企業の新事業展開支援、宿泊事業者の感染対策助成など、コロナ禍を乗り越えるための緊急経済対策を6月県議会に提案しました。県議会において予算が可決され次第、速やかに実行に移しますので、こうした対策も事業継続の一助にしていただけましたら幸いです。
<事業者の皆さまへ>
(飲食店等)
(人流の抑制)
(事業所・施設)
こうした措置が効果を生むのも、お一人おひとりの地道な感染防止の取組があってこそです。ウイルスを、家庭に持ち込まない・家族に広げない・家庭外に広げないため、県民の皆さまに次のような行動の実践をお願いいたします。
<県民の皆さまへ>
(家庭での感染防止)
(外出の自粛)
神戸県民センターでは、若年者の感染が多い状況をふまえ、神戸常盤大学のご協力を得て、看護を学ぶ学生が「ストップコロナ・エバンジェリスト(伝道師)」として市内の高校に出かけ、校内放送で呼びかけたり、学校新聞の取材に応じたりする出張トークを行っています。感染を防ぐためにこうした取組もご活用ください。
コロナ禍を克服し、常と変わらぬ暮らしや仕事を、そして誰もが笑顔で過ごせる穏やかな日々を取り戻せるよう、いま一度、感染防止へのご協力をお願いいたします。
令和3年6月1日
兵庫県神戸県民センター長
西躰 和美
→新型コロナウイルス感染症に関する相談窓口(コールセンター等)
≪以下に「過去の神戸県民センター長メッセージ」のリンク先を掲載しています。≫
お問い合わせ