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11月に入りすっかり秋らしい気候となりました。山々の木々も色づき始め、街の装いも秋から冬へと移り変ってゆきます。街なかと自然、両方の魅力を楽しめる神戸がさらに輝く季節です。今回は神戸の食材の新しい取組についてお伝えさせさせていただきます。
神戸県民センター神戸農林振興事務所では「農の神戸ブランド創出作戦」として、農業者が神戸産の食材を使って行う新商品の開発を支援しています。今回はそのプロジェクトから生まれた商品をご紹介します。
その1つは、原材料を神戸産にこだわって100%神戸産のビールをつくるというもの。取り組んでいるのは西区で有機農業を行う「ナチュラリズムファーム」さん。さらに特筆すべきは、製造過程で出る麦芽かす(廃棄モルト)を乾燥させグラノーラにしたり、細かく粉砕してできたモルトパウダーでお菓子をつくったりしたりしています。10/15~17、東京・浜松町の東京都立産業貿易センターで開催された「オーガニックライフスタイルEXPO2020」で紹介され、大きな反響があったそうです。
2つ目は神戸米おにぎりプロジェクトです。10/25、灘区の農カフェ「ちょっとの幸せ、おすそわけ。」において開催された「秋の収穫祭 お米まつり」でお披露目されました。この日を迎えるまで、14品種のお米、様々な神戸産の具材を組み合わせ試作・試食を重ねること20数回、まずは9種類のおにぎりのデビューです。農カフェや水道筋商店街にある喫茶店で販売を始めつつあり、今後、取扱店を増やしたり、イベント等での販売にチャレンジしていきます。季節に合わせた具材を使ったおにぎりも提供していくそうです。
それぞれ工夫を重ねて世に送り出された特産品です。街で見かけたら、ぜひ食べてみてください。
これから寒くなるにつれ新型コロナウイルスに加えインフルエンザの流行も心配されます。兵庫県も神戸市と連携を取りながら感染予防、検査・医療体制の充実に努めて参りますが、市民の皆様もどうか感染対策・健康管理に留意されお過ごし願います。
ナチュラリズムファームが提供する100%神戸産ビールや麦芽かすでつくったグラノーラ
農カフェ「ちょっとの幸せ、おすそわけ。」で販売している神戸米おにぎり
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