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更新日:2024年5月8日

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令和6年5月センター長メッセージ(神戸県民センター長 内藤 良介)

 皆さんこんにちは、神戸県民センター長の内藤 良介(ないとう りょうすけ)です。
 風薫る5月となりました。春があっという間に通り過ぎ、気温が一気に上昇。ゴールデンウィーク中は、薫風よりも青嵐といった言葉がしっくりくるほど、力強い風が吹いて、青々とした山の気を感じることができました。

神戸の魅力の源泉

 そのゴールデンウィークは比較的好天に恵まれた日が多く、市内各地でイベントが開催されました。私も、プライベートでリニューアルしたばかりのポートタワーや、市内を花で彩るインフォラータ神戸、舞子公園のイベント、五色塚古墳、衝原湖と、市内各地を訪れてきました。昨年5月8日に新型コロナウイルス感染症が5類に移行して初めてのGWだったこともあり、どこにお伺いしても、かつてのような賑わいを取り戻した光景、それを心から楽しんでいるみなさんの笑顔が印象的でした。

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復元整備50年目を迎えた「五色塚古墳」 県内最大です

 神戸県民センターに着任して1か月。垂水で生まれ、三木に移り住んだ後も毎月元町の歯科医院に通い、大学生活は灘区、結婚を機に引っ越した北区から県庁、新長田への通勤生活が30年となった私は、地域への親しみも相まって「神戸ならよく知った所だから」とセンターへの転勤を安心(過信?)していました。

 それから1か月余り、どうしてどうして。この間、市内の様々な所へ出向き、たくさんの方とお会いさせていただきましたが、お話をお伺いする度、これまで自分の知らなかった新たな発見の連続でした。まちをこよなく愛し、その魅力を一生懸命発信されている方、熱心に活動されている地域の活動団体、そして各区役所や神戸市役所の職員の皆さん、いずれも楽しそうにお話しくださいます。粋でありながら、語り口が熱いんです。無論、そもそも神戸には国内外に誇れるコンテンツがたくさんあることは言うまでもありませんが、実はそれを大切に想い、発信しようとする「人々の魅力」こそがこの街の財産であり、「地域の多様なポテンシャルを引き出す魅力」につながっているのではないかと感じました。

東アジア初! 世界パラ陸上が神戸に。

 着任以来、改めてもうひとつ感じたことは多文化共生を推進する地域の雰囲気です。進取の気性に富んだ文化をもつこの街の魅力は実に多彩で多様性に溢れています。
 そのような神戸に、今月、世界中からたくさんの方が訪れる機会があります。
 5月17日に須磨区の神戸総合運動公園ユニバー記念競技場(1989年にはアジアパラ競技大会の前身であるフェスピックで使用)で開幕する神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会です。104の国と地域から、1,073人のアスリートが9日間にわたって世界最高峰の熱い戦いを繰り広げます。
 世界パラ陸上はパラリンピックに次ぐビッグイベントです。1994年にドイツで第1回大会が開催され、今大会で11回目を迎えます。アジアではドーハ、ドバイに次ぐ3回目の開催、東アジア初開催です。

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 先日、パラリンピック元日本代表で、今大会のアンバサダーである永尾 嘉章(ながお よしふみ)さんのお話をお伺いする機会がありました。永尾さんは、県内出身で、車いす陸上のパイオニア、パラスポーツ界のレジェンドです。講演は、間近に迫った世界パラ陸上が観たくなるような興味深いお話でした。

 見どころ、お薦め観戦ポイントは沢山あるようですが、幾つかご紹介すると、 

  • 車いすレースや義手・義足選手の走競技など、そこには、車いすや義手、義足など、選手のパフォーマンスを最大限に引き出す競技用具の進化、そしてそれを自分の体の一部のように使いこなすアスリートの姿があります。
  • 視覚障害選手の走りやジャンプでは、ガイド役と選手の意思疎通にも注目です。トラック競技ではテザー(輪っかのロープ)で、アスリートとガイドランナーが繋がり、ジャンプ競技ではコーラーの声や手拍子によって、アスリートが走る方向や踏み切るタイミングをつかみます。
  • そして何と言ってもユニバーサルリレー、障害の種類の違う男女混合4人の選手による総力戦です。
    ちなみにバトンパスではなく、タッチによってリレーが行われますが、日本選手のタッチワークは世界一の技術だとか。必見です。

 永尾さんからは、クラス分けの見方も教えていただきました。パラ競技はできる限り公平に競えるよう基準を決めてクラス分けが行われています。それぞれ競技の種類を表すアルファベットと、二桁の数字で表されており(例えば「T33」といった具合)、うちアルファベットは「T」:トラック競技と「F」:フィールド競技 ※ 、数字の二桁目は障害の種類、数字の一桁目は障害の程度を表しています。

  • T(トラック競技)は、走競技(100m~5000mなど)や跳躍競技(走り幅跳び、走り高跳び)など
  • F(フィールド競技)は、投てき競技(砲丸投げ、円盤投げ、やり投げ、こん棒投げなど)

 クラス分け知識の詳細は、URL: https://kobe2022wpac.org/about_competition/(外部サイトへリンク) をご覧ください。

 これらの知識を事前に知っているだけでも、競技を観る楽しさが倍増すると思いませんか。

 無観客で開催された東京2020パラリンピックは、コロナ禍にあって人々に勇気と希望をもたらしました。今回はコロナ禍前のように有観客。する人、見る人、支える人の全てがリアルな感動に包まれます。選手の皆さんは、今夏開催されるパリ2024パラリンピックを直後に控え、コンディション調整などが大変だと思いますが、最高のパフォーマンスを楽しみにしています。

 講演の中で永尾さんが仰った
 「失ったものを数えるな 残されたものを最大限生かせ」
 パラリンピックの父と呼ばれる、ルートヴィヒ・グットマン医師の言葉だそうです。

 見どころ満載の世界パラ陸上。まずは、競技の観戦や選手の応援を只々楽しむ。そうすることで、スポーツや観光、あらゆる日常生活の中で、多様性やユニバーサルな社会について考える契機となるのではないでしょうか。

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R6.3.30 パラ50日前イベント「兵庫ユニバーサルマラソン2024in尼崎の森」
大会公式サイト https://kobe2022wpac.org/(外部サイトへリンク)


令和6年5月8日

兵庫県神戸県民センター長

内藤 良介

 

≪以下に「過去の神戸県民センター長メッセージ」のリンク先を掲載しています。≫

 過去のセンター長メッセージ

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