ここから本文です。
この度、県内の介護施設、事業所における自立支援・重度化防止(要介護状態等の予防)の取組を募集したところ、多くのご応募をいただきました。
下記に、申請いただいた介護施設、事業所の先進的・好事例の取組を掲載しておりますので、介護施設、事業所の関係者及び利用者・ご家族等の皆様におかれましては、自立支援・重度化防止の普及推進にぜひお役立てください。
法人名・施設名 | サービス種別 | タイトル |
---|---|---|
社会福祉法人兵庫県社会福祉事業団 |
介護老人福祉施設 | 「自立への第1歩、おむつからトイレへ。」 |
社会福祉法人明石恵泉福祉会 介護老人保健施設恵泉 |
介護老人保健施設 | 「well-being designer(ウェルビィーングデザイナー)への道」 |
社会福祉法人正心会 |
通所介護 | 「機能訓練とレクリエーションで心身の健康と活力を引き出す取り組み」 |
株式会社ポラリス 兵庫県内全18事業所 |
通所介護 | 「自立支援介護に特化したポラリスの挑戦:歩行改善と介護保険卒業への道」 |
社会福祉法人神戸海星会 手しごとデイサービスタブリエ |
地域密着型通所介護 | 手芸が呼び覚ます「手の記憶」と「あの日のやりがい」 |
社会福祉法人兵庫県社会福祉事業団 あわじ荘認知症対応型通所介護事業所 |
認知症対応型 |
「収穫を通して、楽しみとやりがいを感じられる園芸活動」 |
社会福祉法人播陽灘 特別養護老人ホームいやさか苑 |
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 | 「ムーブエイドケア」 |
株式会社やさしい手 かえりえ加古川尾上 |
看護小規模多機能型 居宅介護 |
「歩いて帰ろう!歩行訓練の旅」 |
ベッド上での生活となっていた利用者に対し、福祉用具や介護テクノロジーを活用し、車椅子生活への移行とおむつからトイレでの排泄に向けてアプローチを実施。
結果、テープ止めおむつから布パンツ+パッド使用となり、さらには自力での拭き取りやトイレを流す動作までできるよう改善。
well-being(本人の幸福)促進に不可欠な10個のキーワードを作成。(対話重視、多職種協働、包括的視点等)
研修や演習により職員の意識改革やスキルアップを図る取組を実践。
評価指標による効果も測定。
川西市の「日常生活自立度改善インセンティブ事業(令和5年度一般型部門(食事、介護の提供等))」に参加し、機能訓練や手芸、手指運動等のレクリエーション、園芸活動により、市内で最高改善率を達成。
利用者のモチベーションが向上する目標を設定のうえ、Pウォーク(免荷装置付きトレッドミル)により、車椅子の利用者等でも安全な歩行訓練を実施。
期間中の改善率は15.5%、介護3以上の利用者では46.9%
手芸作品の作成・販売によるリハビリ効果・意欲の向上
手芸の得意な介護士等と完成度の高い作品作りに取組、お互い褒め合うことでリハビリの相乗効果。
地域で行われる「手しごと市(手芸品の販売会)」やチャリティバザー等で作品を販売し、「買ってもらう」喜びや、やりがいを実感できる機会を設けており、「売れるものを作りたい」など意欲の向上。
利用者アンケートによる成果確認も実施。
淡路景観園芸学校の研究事業に参画
令和5年度県立淡路景観園芸学校「園芸療法を活用した認知症進行予防プログラム開発と効果検証」の協力機関として、1年間、園芸療法士による園芸療法プログラムを実施。
指標による評価を行うなど根拠を踏まえた取組。
「ムーブエイドケア」として、利用者に適合する移動移乗福祉用具の選定を支援し、福祉用具を活用した移動移乗を行うことで、利用者の活動範囲の広がりや、二次的に介護者の腰痛予防に効果を発揮。
組織内での活用の定着のために、介護職員から管理者へ意見の共有ができる会議のあり方をルール化して実践。利用者の怪我を防止することで重度化の予防に寄与。
高次機能障害で運動量に課題のある利用者に対し、好きだった散歩や登山の趣味を踏まえて、施設から自宅までの距離(1.2km)の距離で万歩計による歩行訓練を実施。
歩行状態等の実績について、生成AIを活用して報告書を作成、家族にも共有。
地図に印を付けて、何キロ歩いた、あと何キロなどモチベーションの維持に務めた。
お問い合わせ
部署名:福祉部 高齢政策課 介護基盤整備班(高年施設担当)
電話:078-362-7711
内線:73508、73509
FAX:078-362-9470