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更新日:2024年3月6日

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近代建築の巨匠が手がけた館で自然との調和を感じてください


応接室に設けられた大小の窓。季節や時間帯によって見える景色や入り込む光が少しずつ異なり、自然を身近に感じることができます。

ヨドコウ迎賓館は1918(大正7)年、米国の建築家フランク・ロイド・ライトの設計を基に、弟子の遠藤新と南信の実施設計、工事監督により24年完成しました。当初は山邑酒造(株)(現在の櫻正宗(株))の8代目当主、山邑太左衛門の別邸として使われていましたが、実業家に売却され、その後47(昭和22)年に(株)淀川製鋼所が購入。74年には国の重要文化財に指定されました。ライト建築の特徴は、自然との調和です。建築当時この辺りは緑豊かな住宅地として知られ、当館も山の稜線(りょうせん)を生かして建てられました。館内も、応接室は天井に照明がなく、36の小窓から光と風を取り込むようになっています。大きな窓を額縁に見立てて外の風景を絵画のように楽しむこともできます。他にも随所にライトのこだわりが詰め込まれているので、細部までじっくり観察してみてください。2025(令和7)年春からは、芦屋市と協力してライト建築とSDGsの関係を学べるひょうごフィールドパビリオンのプログラムを展開する予定です。(同館館長 岩井忠之さん)

 


窓や扉などには葉をモチーフにした銅板の飾りが施されています。


「壁や柱など随所に四角い形が用いられているのもライト建築の特徴の一つです」と話す岩井さん。


山肌に沿って階段状に建てられています。

 

ヨドコウ迎賓館


【場所】芦屋市山手町3-10
【日時・期間】4月6日(土曜日)までは月曜、木曜以外の10時~16時(入館は15時30分まで)※4月7日(日曜日)以降は水曜、土曜、日曜、祝休日開館
【料金】一般500円、小・中・高生200円
【電話・ファクス】0797-38-1720
くわしくはヨドコウ迎賓館(外部サイトへリンク)のホームページへ

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