更新日:2024年4月30日

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人生のパートナーとして認め合う二人を証明します

4月1日、兵庫県パートナーシップ制度がスタートしました。互いを人生のパートナーとして認め合った二人が継続的に協力し合うことを約束した関係である旨を届け出ると、県は受理証明書を交付してそれを証明します。制度導入の目的は、婚姻が認められていない性的マイノリティー(少数者)のカップルなどの日常生活の困り事や不安の解消です。受理証明書を提示することで、行政や民間のさまざまなサービスを利用しやすくなります。届け出の方法や利用できるサービスなど、詳しくは県ホームページで確認してください。(県人権推進室)

利用できるサービス

  • 公営住宅への入居
  • 公立病院での面会、手術の同意等
  • 携帯料金の家族割引
  • クレジットカードの家族カードの申し込み

など


受理証明書

多様性について学び続けよう


Like myself代表  前田良さん
「女性」として生まれ、20歳で性別不合と診断を受ける。その後パートナーと出会い、戸籍を「男性」にして結婚。AID(非配偶者間人工授精)により子どもを授かる。Like myselfの代表として性に悩んでいる人などの情報交換・相談の場を提供しているほか、全国で講演活動を展開。県のLGBT相談窓口の相談員としても活躍中。

病院での困り事が軽減
婚姻しているとできることや受けられる保証がありますが、婚姻が認められていないカップルにはそれがありません。例えば一生を共にすると決めた相手が手術を受けるとなった場合、同意書にサインしたいと思ってもできないときがある。でも、今回の制度で対応してくれる病院が増えたのは良かったと思います。病気やけがで気弱になっている時に別の不安があるのは、本当にきついですから。
また現段階では、住んでいる地域の人に自分たちの関係を知られたくないカップルもいます。そういった人にとっては、居住地以外に窓口ができたことは大きいです。


いつかは同性婚が認められる世の中に
ただ、パートナーシップ制度だけで終わらせてはいけません。いずれは同性婚が認められる世の中になってほしい。そのためには、もっと多くの人が「人を好きになることに同性も異性もない」と認識することが大切です。重要なのは、一人一人の個が大切にされること。当事者も周りの人たちもみんなが、多様性について学び続けてほしいと思います。

 

LGBTとは
L=レズビアン(女性の同性愛者)、G=ゲイ(男性の同性愛者)、B=バイセクシュアル(両性愛者)、T=トランスジェンダー(性同一性障害を含む、心と出生時の性別が一致しない人)など性的マイノリティーの総称

 

 

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