澄み切った空気の中で瞬く星 観望会ではるかかなたの世界に触れる
口径2mを誇る、なゆた望遠鏡。100億光年先まで観測できます。
佐用町は全国で108の市町村が選ばれた「星空の街」に認定されています。町の北部にある大撫山の標高約436mの頂に立つ兵庫県立大学西はりま天文台では、都市部から離れた澄んだ空気の中で夜空を楽しめ、天候が良い日には肉眼でも六等星まで見えます。昼と夜に参加費無料の観望会を開催。一般公開の望遠鏡としては世界最大級のなゆた望遠鏡を使った「夜間天体観望会」は、四季折々の夜空を観察でき、夏はこと座のベガ、わし座のアルタイル、惑星状星雲のM57などが見られます。「昼間の星と太陽の観察会」では、夜とは異なり控えめに輝く星や、太陽のプロミネンス(紅炎)が見どころです。併設の宿泊施設を利用すれば、時間を気にすることなく芝生広場に寝転がり、夏の夜空を代表する天の川や星々を堪能できます。街中では見られない満天の星に心癒やされませんか。(兵庫県立大学西はりま天文台天文科学専門員 竹内裕美さん)
なゆた望遠鏡で観測した、一等星のアルタイル。
1990(平成2)年の開設時からある口径60cmの望遠鏡。昼間の観望会や、高校生や大学生の研究の場で活躍を続けています。
宿泊するとサテライトドームの望遠鏡を使用できます。要予約。
8月に極大日を迎えるペルセウス座流星群に合わせ、12日(月・休)には施設を開放して観望会を実施。昼間は講演会などが行われ、芝生広場では夜通し流星群を楽しめます。)
夜間天体観望会
【日時・期間】土曜、日曜、祝休日(19時30分~21時)
【定員】100人(先着)
【申し込み】当日17時までに電話で同施設へ電話予約※日曜は予約不要
※雨天の場合、3Dシアターでの映像の上映と、なゆた望遠鏡の見学会に変更します
昼間の星と太陽の観察会
【日時・期間】土曜、日曜、祝休日、春・夏休み期間1日2回(13時30分~、15時30分~)
※予約不要
【問い合わせ】兵庫県立大学西はりま天文台(佐用町西河内407-2)
【電話】0790-82-3886
【ファクス】0790-82-3514
詳しくは西はりま天文台のページへ