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株式会社神戸新聞社
神戸新聞地域総研地域連携部次長兼編集委員兼アンカー神戸ゼネラルマネジャー
篠原佳也さん
朝は5時くらいに起きます。子どもが1歳半とまだ幼く、育児と仕事を上手く両立させたいという思いから、今の生活スタイルになりました。
起きたらまずは、豆を挽いて淹れたコーヒーを飲みながら、仕事の準備や読書をはじめます。家族は寝ているので自分だけの時間が確保できます。クリアな脳で仕事の提案を考えたり、集中力のいる作業をしたり。誰にも邪魔されない自分だけの時間ですね。
子どもが起きてからは、朝ご飯を作って一緒に食べたり、絵本を読んだりして。
朝は必ず一緒に遊んで触れ合えるので幸福で貴重な時間ですね。
作業が一段落したら、朝刊を取りに行きます。神戸新聞はネットに出ていない兵庫の地元の情報が多いので、「あ、こんな面白い企業さんがいるんや」と知ることができます。コラボしてみたい、この動きを上手く取り入れたいなど、仕事のヒントを探しながら読んでいます。
今はウェブでも情報が手に入りますが、自分の興味がある情報にフォーカスされてしまいます。紙の新聞を読むと、掲載面や記事の大きさなどで、社会の価値判断を推し量ることができます。読む時間が無いという人もいるかもしれませんが、不確かな情報も氾濫する今だからこそ、新聞を読んで知識を積み重ねることは結構アドバンテージがあるんじゃないですかね。見出しを追いかけるだけでも違うと思います。そんな習慣を身につけさせたいなと思い、毎朝、子どもを膝に乗せて読んでいます。
ビジネススクールに通っていた2019年、修士論文を早朝のカフェで書いていました。その時に、神戸に朝活の場所ってあまりないなと思ったのが、このアンカー神戸の7時開館を提案したきっかけです。朝日がビルに反射してすごく綺麗です。7時に来て、1時間くらい勉強してから出勤したら仕事も捗るんじゃないかな。他にも、イベントとか賑わうような活動ができたらなと考えています。先日は、コーヒーを片手に朝刊を読みながら情報発信を考える交流イベント(「記者と一緒に情報発信を考えてみる-珈琲と朝刊と一緒に-」)も実施しました。
朝を制する者は1日を、そして人生を制する、そんなふうに思いますね。
「アサ@」に参加する理由/株式会社神戸新聞社
朝刊を読むことから一日が始まる。これが朝のルーティンだという方もまだまだ多いのではないでしょうか。朝刊にざっと目を通すだけで、知っておくべき世の中の動きを把握できます。新聞はネットでは自らアクセスしないようなニュースにも触れることができ、新たな発見と知識が積み重なる朝になります。社会のデジタル化が進む今こそ、朝刊の「力」を再発見してもらいたいと、このプロジェクトに参加しました。
皆さんの取り組みの情報発信に努めるとともに、朝7時から開館しているビジネススクエア・アンカー神戸などの運営施設でイベントも展開し、兵庫の朝の活性化に一役買いたいと思います。
2022年12月7日、平日の朝8時半から、イノベーション交流拠点「アンカー神戸」で神戸新聞社による情報発信を考えるセミナーを開催しました。
セミナーでは、(株)神戸新聞社編集局徳永恭子局次長が情報発信をテーマとした内容をお話しさせていただきました。
大量の情報が集まる新聞社。その中から掲載記事を選ぶ際には、3つのダイ〔「時代」「課題」「話題」〕に注目しているという話や、「相手に伝える原稿より伝わる原稿」についてのポイントも。
参加者はアンカー神戸で提供されているコーヒーを片手に、当日の朝刊を読みながら耳を傾けました。
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