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更新日:2020年2月19日

兵庫県のドローンの取組みについて、2月26日レベル3飛行の実施について

1.背景

これからの時代の、安心・安全な暮らしのために

全国的に、これから本格的な人口減少社会が到来し、少子高齢化が進みます。安心・安全な暮らしを支えるための人的負担も大きくなっていくことが予想されます。兵庫県も、例外ではありません。

現在、国をあげて、人工知能(AI)・ロボット・自動走行車などの技術を活用して様々な社会課題を克服し、希望の持てる社会、世代を超えて互いに尊重し合あえる社会、一人一人が快適で活躍できる社会をつくろうという「Society(ソサエティ)5.0」への取り組みが始まっています。

このなかで大きな役割を担うと期待されているのが、ドローンです。ニュースなどでご覧になったことがあるかもしれませんが、無人で飛行するドローンは、荷物を運んだり、カメラと組み合わせて空から情報収集したり、スピーカーを組み合わせることで広報をしたりと、様々な場面での活用が進んでいます。

これまで人が行うことで危険が生じたり、あるいは担当する人が不足することで生じた課題が、ドローンの利用によって解決する可能性があるのではないか。兵庫県は、ドローンの利用・活用分野で日本のトップランナーとなることで、これからの時代も、県民のみなさまの安心・安全な暮らしを支えたいと考えています。

2.ドローン先行的利活用事業の取組みについて

全国に先駆けたドローンの先行的な利活用を進めるにあたり、県では神戸市との連携のもと、以下の3つの視点で、令和元年度から下記の取組みを行っています。

  • (1)県民のみなさまのより安心・安全な暮らしの実現に役立つこと
  • (2)県が行う県民のみなさま向けのサービス向上や、そのための業務効率化につながること
  • (3)次世代の産業の創出につながること

<取組み内容>

  • (1)様々な分野でのドローン利活用の実証実験
  • (2)県民のみなさま、事業者向けの普及啓発

取組みの詳細は、こちらの資料(PDF:280KB)(令和元年11月18日記者発表資料)をご覧ください。

 

このうち実証実験では、令和元年度は、県と神戸市の様々な業務での利活用を先行的に検証しています。

<検証テーマ(実施済のもの)>

テーマ

場所

時期

概要(検証内容)

防災訓練での活用 たつの市、豊岡市、淡路市、南あわじ市 令和元年9、11月 医薬品を想定した物資を空輸、空撮により訓練状況を俯瞰的に把握、スピーカー搭載ドローンで上空から地域住民を避難誘導
森林病害虫被害調査

神戸市

令和元年7~9月 目視が困難な山奥等の樹木の病害虫被害調査
テトラポッド等の健全度調査 神戸市 令和元年7月~ 海岸からテトラポッドの崩れ等を点検
土砂災害箇所抽出調査 丹波市 令和2年1月 レーザ測量を行い、過去の航空測量データとの差分処理により土砂崩れ箇所を抽出
県庁周辺地域の現況把握調査 県庁周辺 令和2年2月 県庁舎等再整備基本計画検討の基礎資料収集、再整備事業進捗記録用の定点撮影

 

<検証テーマ(実施中、今後実施するもの)>

テーマ 場所 概要(検証内容)
鳥獣対策 丹波市等 赤外線センサー等による野生鳥獣の生息状況調査、捕獲支援手法の提案・試行
土砂災害対策調査・倒木リスク調査 神戸市 土砂災害危険箇所や災害時の被害状況等の実態調査、倒木危険度の実態調査
観光用動画・静止画撮影 県内約17箇所 県内のスポーツアクティビティ(神戸マラソン等)、観光地や特徴的な建築物等の写真・動画の撮影
森林資源量調査(レベル3飛行で一部業務を実施) 宍粟市 レーザ計測等による森林資源調査、過去の航空測量データとの差分処理による伐採区域等の抽出。また、業務の一部を、補助者なし目視外飛行(レベル3飛行)により実施。
治山施設及び施設周辺地形等の健全度調査 神戸市、淡路市 高画質可視光カメラやレーザ計測等を行い、治山ダム等の変形やひび割れを点検
河川現況調査 赤穂市、相生市 グリーンレーザ計測により河川内外の地形等を調査
冬期通行不能区間の道路積雪状況及び道路施設の被災状況等調査 香美町 写真測量を行い、過去の航空測量データとの差分処理により積雪量を調査
ニホンジカの生息状況調査 神戸市 赤外線カメラ等による広範囲の空撮を行い、シカの生息状況を調査


実証実験の公募内容の詳細は、こちらのページ(企画提案公募の実施について)をご覧ください。


このうち、この度、森林資源量調査でレベル3飛行を行います。

森林資源量調査でのレベル3飛行(補助者なし目視外飛行)の実施について(自治体として全国初!)

2月26日(水曜日)に、自治体として全国初となる、レベル3飛行による森林資源量調査を実施します。

ドローンのレベル3飛行とは「無人地帯での補助者なし目視外飛行」を言い、遠隔地への飛行を少人数で実施でき、業務の大幅な効率化が期待されることから、今後のドローン活用拡大の重要なステップと見込まれています。
全国的にレベル3飛行の事例はまだ少なく、その多くが物流分野での実証実験であり、森林資源量調査での実施は本件が自治体として全国初となります。
(無人地帯とは「山、河川、海水域、森林等」を指し、補助者とは「ドローンの飛行状況や周辺の気象状況の変化の監視等を行う者」を言います。)

<参考>国の「空の産業革命に向けたロードマップ2019」(小型無人機に係る環境整備に向けた官民協議会)

時期

利活用の内容

現在 レベル1(目視内・操縦飛行)、レベル2(目視内・自動又は自律飛行)
概ね2018年度~ レベル3(無人地帯での補助者なし目視外飛行)(活用例:離島・山間部への荷物配送、被災状況調査)
概ね2022年度~ レベル4(有人地帯での目視外飛行)(活用例:都市の物流、警備)
  • (1)実施日時
    令和2年2月26日(水曜日)10時~10時20分及び11時~11時20分(予定)
    ※雨天、強風等荒天の場合は中止し、翌27日(木曜日)に実施します。
  • (2)目的
    樹高や立木本数調査等の森林資源量調査(現在は森林内において目視調査等により実施)について、以下の2点を検証します。
    ・ドローンを用いた空撮調査の優位性(安全性、効率化、高精度化)(前段階として、レベル2飛行による検証を令和元年度12月に実施済)
    ・さらに、レベル3飛行による遠隔地調査の効果
  • (3)内容
    兵庫県庁(神戸市)から約70km離れた宍粟市のドローンを遠隔操作し、同市の森林を高精細カメラを用いて空撮します。
  • (4)場所等
    場所:宍粟市一宮町染河内地区
    経路:公民館駐車場(下図1)から離陸し、森林(同2)上をジグザグに飛行して空撮した後、駐車場(同1)へ帰着します。
    飛行時間:飛行1回あたり約20分(予定)
    飛行エリアマップ

(5)安心・安全対策

  • 事前調査及びテスト飛行を十分に行った上で実施します。
  • ドローンは予め設定した飛行経路を自律飛行させ、操作者(運航管理者)が離陸等の操作や機体の状態監視を行います。
  • ドローンには、万が一の異常発生時に自動帰還やホバリング(空中待機)等を行う安全機能を搭載しています。
  • 飛行計画及び安全対策について国土交通省航空局に協議を行い、大阪航空局より飛行許可・承認を得て実施します。
  • 地元自治会、警察、消防、宍粟市等、関係各所に予め情報共有を行います。
  • 宍粟市の協力のもと、実施について周辺住民の方々へ予め周知します。
  • 当日は飛行範囲に立て看板を設置し、第三者への周知を行います。

<当日の立入り禁止区域の範囲>
当日の立入り管理区域の設定時間帯は、立て看板でお知らせします。

立入り禁止区域マップ 

(6)その他の本件の特徴等

地上とドローンの通信には、通常使用される2.4GHz帯や5GHz帯の周波数電波よりも一般にカバーエリアが広く、通信速度・安定性が高いLTE電波を利用します。(LTE電波の上空利用にあたり、KDDIが総務省から実用化試験局免許を取得済)

(5)本件のお問い合わせ先

産業労働部新産業課 情報産学・連携振興班 078-362-3054、shinsangyo@pref.hyogo.lg.jp

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お問い合わせ

部署名:産業労働部産業振興局新産業課 情報・産学連携振興班

電話:078-362-3054

FAX:078-362-4273

Eメール:shinsangyo@pref.hyogo.lg.jp