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丹波地域の一番の魅力は、どこにいても身近に里山があること。このことを活かして、自然と織りなす この取組が平成30年に30周年を迎えたことから記念シンポジウムを開催。 ※「丹波の森」とは、森林や公園だけでなく、野や里や川なども含めて私たちが |
昭和63年に地域の住民が行った「丹波の森宣言」に始まる取組です。
【丹波の森宣言】(昭和63年9月1日)
丹波の自然と文化は、現在及び将来にわたる住民共有の財産であって、これを維持発展させることは私たちに課せられた重大な責務です。
今、私たちはこの責務を強く自覚し、お互いに力を合わせ、自然や文化を大切にしながら、これらを生かした「丹波の森」づくりを次の
ように進めることを宣言します。
4つの宣言を実践する取組を、住民、事業者、行政が一体となって進めてきました。
(1)森を大切に守り育てます
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(2)花と緑の美しい地域づくりを進めます
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(3)個性豊かな地域文化を育てます
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(4)安らぎと活力に満ちた地域づくりを進めます
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生活者の視点から将来の暮らし方(ライフスタイル)をイメージし、それを実現するための取組を進めていきます。
山からほど近い町や山里の集落に暮らし、気候風土の恵みを感じながら山で木を育て、田畑でブランド農作物を育てています。
そして、近くの畑で採れた食材で家族団らんの食事を楽しんでいます。
なんといっても、近くの里山を散策し、季節の移ろいを感じることが一番の楽しみです。
子どもたちは学校から帰ると、里山で木登りをしたり、川辺で魚捕りをしたりして、夢中になって遊んでいます。
丹波の一番の魅力、近くの里山を自然と 織りなす豊かな暮らしに活かす |
子どもたちが源流の水辺で楽しく 遊べるようにして、ふるさとを想う 心を育む |
四季折々のイベントや祭りなどで、地域内外の人たちが一緒に盛り上がっています。
加えて、里山、水分れ、恐竜化石をテーマとして週末に開催されるハイキング、木工や水辺のキャンプ、
化石発掘体験など多彩なイベントを親子やグループで楽しんでいます。
また、町中や公園で開かれるマルシェやバル、そして農家レストランなどで、採れたての食材を味わう
地元ならではのぜいたくを楽しんでいます。
森をまるごと「里山」「水分れ」 「恐竜化石」のミュージアムにして、 楽しみ方をみんなで共有する |
森のマルシェ・バルを広めて、自慢の 食材の旬の恵みをみんなで分かち合う |
30年間進めてきた森づくりを継続しながらも、社会環境が大きく変わっていく中、新たな森づくりも進んでいきます。
少子高齢化が進んでも集落の暮らしを守りぬく必要があります。
農林業を次の世代へ継承することに加え、新たな担い手を呼び込み、学校や地域で育成していくことが大切です。
また、大交流時代にあって、国外へ発信し、交流を拡大していくことも必要です。
少子高齢化社会が進んでも集落の暮らし |
大交流時代にあたり、篠山・柏原 |
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