ここから本文です。
10月10日はスポーツの日でした。今日は、“スポーツの秋”にちなんで、近年人気が高まっているサイクリングについて。
淡路島にも多くの方にツーリングに来てもらっています。特に週末や連休には、グループや単独で走っているサイクリストをよく見かけます。
淡路島をぐるっと一周するとおよそ150kmあるのですが、淡路島を一周すること、またそのコースをアワイチと呼び、ビワイチ(琵琶湖一周)、サドイチ(佐渡島一周)などと並んで、人気のコースになっています。スタート地点に戻ってくる達成感が人気の秘密でしょうか。
県民局でも、アワイチを盛り上げるため、10kmごとの沿道表示、休憩地でのサイクルラックの設置や、県道路肩の拡幅などの安全対策に順次取り組んでいます。また、淡路市の岩屋港に、アワイチの起点を示すシンボルオブジェを置く準備もしています。現在、来島するルートは、自家用車を除くと、明石港と岩屋港を結ぶ高速艇がメインルートですが、高速バス(輪行袋等条件あり)、大阪の深日港と洲本港を結ぶ実証実験船も利用できます。神戸市が須磨と淡路市の交流の翼港の間で、サイクリスト利用を想定した実証実験船を運行するなどの新たな動きも出ています。
「淡路島ロングライド150」というイベントも、10年以上前から例年9~10月に実施しています。およそ二千人のサイクリストが淡路島を一周するイベントですが、コロナ禍でここ2年間は残念ながら中止。今年は、ツールド・ニッポンが主催する「サイクルボール」とコラボする形で、11月までの分散参加型にしています。アワイチステージを制覇した方には、抽選で淡路牛など豪華賞品が当たりますので、是非ご参加下さい(詳しくは「ロングライド150」で検索を)。
他にもバーチャルサイクリングアプリ「ROUVY」へのコース登録や、兵庫県と徳島県が共同して大鳴門橋にサイクリングロードを整備する計画も進行しています。益々盛り上がっていくアワイチ。サイクリストの皆さん、青い空、青い海を眺めながらのツーリングを楽しみに淡路にお越し下さい。
ただ、人気の上昇に伴って、事故も増えているようです。よそ見が原因と思われるグループ内の自転車同士の事故もあるとか。景色の良さを味わいながらも、安全運転優先でお願いします。
令和4年10月14日
淡路県民局長 藤原 祥隆
お問い合わせ