地域安全まちづくり活動について
近年、私たちの暮らしの身近なところで、街頭犯罪(乗物盗やひったくりなど)や侵入犯罪(空き巣や事務所荒らしなど)が発生しています。特に子どもが被害者となる事件が後を絶ちません。
このような情勢の中、県内各地域で、住民の方々による自主的な活動が広がっています。一人ひとりが犯罪被害に遭わないよう意識を高めるとともに、「地域の安全は地域自らが守る」を合い言葉として、地域ぐるみで犯罪の防止その他安全で快適な暮らしを実現するための活動(地域安全まちづくり活動)に取り組まれては、いかがでしょうか。
- まちづくり防犯グループへの支援
県では、自治会(町内会)が中心となって、PTAや婦人会など地域安全まちづくり活動を行っている他の団体にも呼びかけて活動を行うグループを「まちづくり防犯グループ」と呼んでおり、そうしたグループへの情報提供などの支援を行っています。
皆さんも手を取り合ってグループを結成されてはいかがでしょうか。
徒歩によるパトロール
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- 防犯パトロール
一人でも多くの方に参加していただくことで、犯罪を未然に防止するだけでなく、地域の連帯感の向上にもつながります。
また、防犯パトロールに際しては、
- 防犯グッズ(ベスト、帽子、腕章等)を着用して活動を見せる
- 誰にでも声をかける(あいさつ、声かけ運動)
- 時間・経路を工夫してパトロールに変化をつける
- わんわんパトロールなど、手軽に誰もが参加しやすい活動にする
- 地域の危険箇所の点検活動
犯罪被害に遭わないためには、地域の危険箇所や犯罪が発生するおそれのある場所、更には「子ども110番の家」などを把握しておくことが重要です。
このような場所を分かりやすく地図上に記載した「地域安全マップ」を作成し、各戸に配布、周知することで、さまざまな犯罪から住民を守ることが出来ます。
<効果的な活動の例>
- 落書きの消去活動
- 防犯灯の点検整備
- 夜間、地域各戸の門灯を点灯して、屋外を明るくすることで犯罪を防ぐ活動
灘防犯協会八幡支部とセブンイレブン神戸六甲口店(直営店)との連携
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- 事業者との協力
地域の安全を守るには、まちづくり防犯グループの皆さんによる自主的な活動のほか、地元の事業者等と協力した安全で安心な地域社会づくりに取り組んでいただくことが重要です。県では事業者との協働による取組を推奨しています。
- 事業者との取組み状況
灘区の防犯グループは、地元コンビニ(セブンイレブン)から地域安全まちづくり活動への協力の申し出を受けました。そこで平成21年8月21日、地元コンビニと協働して防犯チラシの配布を行うなど、事業所と連携した活動を始めました。
- 研修会の開催
地元警察署、市町防犯担当課、防犯協会等の関係機関と連携し、地域の犯罪情勢や地域安全まちづくり活動についての話し合いの場や防犯講師を招いた研修会を実施するなど、危険意識や防犯意識を高め、活動に必要なノウハウ等を共有してはいかがでしょうか。
- 広報紙の発行
犯罪の被害に遭わないようにするため、犯罪発生状況やグループの活動状況を地域の方に掲示板や回覧板を活用して広報し、地域全体の防犯意識を高める活動をしていかがでしょうか。
見守り活動
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- 子どもの見守り活動
子どもに対する「不審者の声かけ」や「連れ去り」などを未然に防ぐためには、児童の登下校時間帯を中心に通学路の見回りや呼びかけが有効です。
- あいさつ運動
犯罪が多発している背景には、地域の出来事に無関心な人が増えているなど、地域社会の連帯感の希薄化があると言われています。空き巣などの犯罪を未然に防ぐため、積極的な「あいさつ」を心がけ、犯罪を行おうとする者に対して、スキを与えないまちづくりに取り組んではいかがでしょうか。(泥棒の多くは、「下見」をしており、声をかけられることで「顔を覚えられた」と警戒します。)