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安全・安心への備え
突発的な豪雨などによる土砂災害が各地で頻発しています。7月3日、熱海市で発生した土石流では、いたましいことに多くの人命が失われる事態となりました。兵庫におきましても、7月7日、激しい雨に見舞われ、神戸市等で土砂災害警戒情報が発令されました。神戸市域では大規模な災害には至りませんでしたが、梅雨末期の大雨や今後の台風など引き続き警戒が必要です。
600名以上が犠牲となった昭和13年の阪神大水害も7月3日から5日にかけて発生しました。こうした大きな災害に過去、幾度となく見舞われてきた六甲山の歴史をふまえ、県民の皆さまの暮らしや仕事を守るため、県では国と連携し、急傾斜地崩壊防止工事や治山ダム、砂防えん堤の整備など、防災・減災インフラの整備を進めてきており、今後もその手を緩めることなく継続します。
加えて、危険の周知、警戒避難体制の整備のために、平成19年度から土砂災害警戒区域(イエロー区域)の指定を開始し、市内で2,348箇所を指定済みです。さらにイエロー区域の中でも特に危険度が高い区域を土砂災害特別警戒区域(レッド区域)として平成27年度より順次指定を行ってきました。この5月に指定が完了し、その数は1,062箇所となっています。熱海市での土砂災害を受け、レッド区域、イエロー区域に対し、新たな崩壊地の有無など変状状況の点検も開始したところです。
今後、被害を未然に防止するため、皆さまもCGハザードマップで自宅や職場の危険性をご確認いただくなど、普段から防災・減災への関心や知識を深めていきましょう。
兵庫県CGハザードマップ http://www.hazardmap.pref.hyogo.jp/
六甲山の災害展(web展示) https://rokkosan-saigaiten.jp/(外部サイトへリンク)
神戸市域の安全・安心のためにコロナ禍への対応も大事な局面にあります。新規感染者数が減り、重症病床の使用率などが一定の改善をみたことから、神戸市等に適用されてきた「まん延防止等重点措置」は7月11日での解除が決まりました。
とはいえ、今後もデルタ株などの変異ウイルスの動向、隣接の大阪府での新規感染の増(重点措置も継続)、オリンピック・パラリンピックや夏休みによる人流などが懸念される状況にあります。
重点措置解除後、再び感染の波を引き起こさないためにも、改めて、外出の自粛、家庭での対策徹底、ワクチン接種など感染防止への取組をお願いいたします。
知事メッセージ R3.07.12 「まん延防止等重点措置の解除」.pdf
R3.07.21 「4連休を控えて、感染再拡大を阻止しよう!」.pdf
令和3年7月12日
(令和3年7月14日 改)
(令和3年7月21日 改)
(令和3年7月28日 改)
兵庫県神戸県民センター長
西躰 和美
①北区東ヶ辻2号谷川砂防えん堤 (H28年竣工)
②北区鈴蘭台西町地区急傾斜地対策(H30年竣工)
→新型コロナウイルス感染症に関する相談窓口(コールセンター等)
≪以下に「過去の神戸県民センター長メッセージ」のリンク先を掲載しています。≫
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