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感染対策と社会経済活動の両立に向けて新たな段階へ
新型コロナウイルスの新規感染者数が減少し、病床使用率も改善をみました。このことから、県内全域において今月1日から21日まで飲食店に要請していた営業や酒類提供の時短は予定どおり終了します。こうした緩和が可能になったのは、感染防止やワクチン接種拡大に向け、県民や事業者の皆さまの積極的なご協力があったからこそです。心から感謝申し上げます。
とはいえ、新たなウイルスと対峙する中で、私たちは明日を見通すことのむずかしさを改めて感じました。その意味で第6波への警戒が欠かせません。県では、今月22日以降も引き続き、3密の回避やマスク着用、手洗い・消毒・換気などの基本的な感染対策、ワクチン接種、さらに会食にあたっての同一テーブル4人以内・2時間程度以内などの取組を要請しています。併せて10月20日には、齋藤知事より、保健所体制・入院医療体制・外来医療体制の充実、中和抗体療法の推進など医療提供体制の強化策を発表しました。
このように慎重に足元の状況を確認しながら、一歩いっぽ進む。その歩みの先には、傷んだ経済を立て直し、疎遠になった人と人の絆を結わえ直すお一人おひとりの、さらには地域全体の姿を視程に入れる。そうやって感染対策と社会経済活動の両立をめざす。いま、そんな時期にさしかかっているのではないでしょうか。
神戸県民センターでは、11月、地域主導の交流でポスト・コロナを切り拓くため、3日には兵庫津(ひょうごのつ)
ミュージアム・初代県庁館オープンに合わせ、兵庫運河周辺でジャズライブや県内の特産品を集めた五国マルシェを、13日にはHAT神戸やミュージアムロードにおいて1DAYJAZZ ROADを、21日には湊川隧道一般公開20周年を記念したトンネルサミットinひょうごを、そして23日には湊川隧道通り抜けを行います。いすれも感染防止を徹底しての取組です。
ウイルスとの戦いの中で私たちは様々な知恵を身につけてきました。マスクを欠かさないこと、人との距離を取ること、そして自分を守ることは周りの大切な人を守ることでもあること等々。この学びを大切にし、コロナ前とはちがうスタイルで神戸の良さを再発見しませんか。
★県民・事業者の皆さまへの兵庫県からの呼びかけ R3.10.19 「油断せず、感染再拡大に十分な警戒を!」.pdf(PDF:71KB)
★新型コロナ第6波への備え 医療提供体制の強化(PDF:327KB)
令和3年10月20日
兵庫県神戸県民センター長
西躰 和美
→新型コロナウイルス感染症に関する相談窓口(コールセンター等)
≪以下に「過去の神戸県民センター長メッセージ」のリンク先を掲載しています。≫
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