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更新日:2022年6月21日

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平成26年7月センター長メッセージ(神戸県民センター太田和成)

16年目の軽装

 7月と8月は、省エネ行動促進「夏のエコスタイル」の本格実施期間。
 自主取組の5月から、男性職員はノーネクタイ、ノー上着で勤務しているけれど、
サマータイムや28℃冷房、室内消灯など夏の節電対策も始まり、いよいよこれからが、
長く暑い季節の本番だ。

 環境省の「クールビズ」より6年早く、エコスタイルがスタートした頃、出勤途上
の職員が庁舎前交差点で信号待ちする姿は、集団検診のX線撮影を待っているようで、
何とも恥ずかしいものだった。

 それから15年。社会全体に夏の軽装が広がり、各種会合にもノーネクタイが定着した。
シャツの襟は、ボタンダウンやドゥエボットーニ、クレリックなど多彩になって、ポロ
シャツ姿も増えている。それでも、スーパークールビズほど極端な軽装は見かけない。
そんなところが、いかにも兵庫県庁らしい「ほどよさ」だ。

 ただ、なかには首をかしげるものもある。ズボンの外に、よれよれのシャツを出す
のはやめてほしい。私達行政は「サービス業」なのだから。県民の皆さんのサービス
満足度を高めるためには、中味だけでなく、言葉や態度、服装が重要な要素になる。
見た目はやはり大切。シャツ出しにも相応しいスタイルとマナーがある。そのことに
敏感であるべきだ。

  エコスタイルが始まった平成11年度は、兵庫県の「行革元年」。
  行財政構造改革の10年計画が、初めてつくられた年でもある。
  夏の軽装とともに、行財政の「軽装化」もまた、長年続けられてきた。
  取り巻く環境に劇的な変化がない限り、どちらもさらに息の長いものになるだろう。

  それだけに、取組全体だけでなく、個々の事務についても、なぜそれを続けている
のか、常に原点に返って考えてみなければならない。前例にとらわれ、無知の上書き
を繰り返していてはダメだ。自らの取組がどのように受け止められているのか、アン
テナを立て、想像力を働かせなければ、恥の上塗りになってしまう。

  今年は、昨年実績以上の節電。
  卓上型LED照明が灯る薄暗い執務室。パソコンもコピー機も使用制限中。
  でも、部屋の片隅で、旧式の冷蔵庫が休みなく動き続けてはいないか。
  使用電力の「見える化」の前に、自分自身が見えているだろうか。

  惰性と鈍感を暑さのせいにしてはいけない。

 

 

                             

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