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更新日:2023年12月14日

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(性感染症)梅毒について

〈注意〉梅毒感染者数増加中

梅毒感染者が日本全体で増加しています(下記グラフ参照)

(グラフ)梅毒感染者

梅毒とは、梅毒トレポネーマという病原菌が原因となる感染症です。感染すると全身に様々な症状が出ます。

感染しても無症状のこともあり、気づかないうちに感染しているかもしれません。

妊娠している女性が梅毒に感染すると、胎盤をとおして胎児に感染し、死産や流産など様々な障害をおこす(先天梅毒)があるため特に注意が必要です。

感染しないことが大切です。自分をそしてパートナーを守りましょう。

症状(第1~3期)

第1期(感染から約3週間後)
  • 感染部位(性器、肛門、口など)に大豆サイズのしこりや潰瘍ができる(痛みなし)
  • 太ももや股の付け根あたり(リンパ節)が腫れる(痛みなし)

※症状出現後、数週間程度で消える場合もあります。しかし、症状が消えても治ったわけではないため、人に感染させる可能性があります。


第2期(感染から約3ヶ月後)
  • 手のひら、足の裏、体全体に赤い発疹(バラ疹)ができる(痛みや痒みなし)
  • 性器や肛門に平らなイボができる

※症状出現後、数週間程度で消える場合もあります。しかし、症状が消えても治ったわけではないため、人に感染させる可能性があります。

第3期(感染から約3年後)
  • ゴムのような硬いしこり(ゴム腫)が皮膚や筋肉、骨などにできる

その他、すべての期間で目・心臓・脳・神経・血管などに症状が出ることもあります(神経梅毒)。

予防法

  • 性行為時にコンドームを使用し、皮膚や粘膜(性器等)と梅毒の病変部との直接接触を避ける

正しくコンドームを使用することが大切です。相手の性器と接触する前に使用しましょう。

  • 不特定多数の相手と性的関係を持たない(感染するリスクを減らす)

不特定多数の相手と性的関係があれば、その分感染リスクが高まります。

もし、感染したかもしれないと思ったら、病院や保健所で検査を受けましょう

  • 症状がある場合、医療機関へ受診しましょう。皮膚科や感染症科や、男性は泌尿器科、女性は産婦人科で診察を受けられます。
  • 無症状の場合でも感染している場合があります。感染したかもと思ったら、検査を受け早期発見・早期治療しましょう。検査希望、性感染症に関する相談があればこちらから

梅毒に感染してしまったら

  • 梅毒は、ペニシリン系などの抗菌薬による治療が有効です。抗菌薬の内服薬や点滴、筋肉注射により治療ができます。治療期間は、症状などを考慮して医師が判断します。医師の許可を得るまでは、症状が良くなっても、自己判断で内服を中断しないようにしましょう。また、医師が安全と判断するまでは、性交渉等の感染拡大につながる行為は控えましょう。
  • 感染の可能性がある周囲の方(パートナー等)も検査を受け、感染していないか確認することが重要です。

お問い合わせ

部署名:東播磨県民局 加古川健康福祉事務所 健康管理課

電話:079-422-0002

内線:372

FAX:079-422-7589

Eメール:kakogawakf@pref.hyogo.lg.jp