ここから本文です。
更新日:2021年2月3日
PCR検査(ウイルス遺伝子検査)は、ウイルスへの感染の有無を確認するための検査です。
※ 陽性となった場合
検査で陽性となった方は、軽症、無症状であっても必ずいったん入院いただき、その後の病状の見極め等医師による総合判断により、医療機関への入院、宿泊施設への入所をお願いしています。
また、検査で陽性となった方は、発症2日前までの無症状の期間でも周り(ご家族、会社、友人等)への感染のおそれがあります。そのため、周りの方(接触者)についての調査を、健康福祉事務所又は保健所が行いますのでご協力をお願いします。
感染拡大防止を図るため、症状等から医師が総合的に判断して感染が疑われる者のほか、濃厚接触者やクラスター等の次の関係者について検査を実施します。
※濃厚接触者とは
患者の感染可能期間内(発症日の2日前から、診断後に隔離などをされるまでの期間)に、次の接触等があった人を言います。
当初300件/日程度であった検査能力を衛生研究所の処理能力の増をはじめとして、民間検査機関、帰国者・接触者外来への検査機器購入支援などにより順次拡大しています。
区分 |
現状
|
||
---|---|---|---|
衛生研究所等 |
兵庫県 |
700 |
|
保健所設置市 |
685 |
||
小計 |
1,385 |
||
民間検査機関 |
1,430 |
||
医療機関 |
1,235 |
||
合計 |
4,050 |
抗原検査(定性検査)は、発症2日から9日目以内の有症状者が検査対象であるものの、PCR検査と比べて専用の検査機器が不要で、その場で約30分程度で結果が判明するため、インフルエンザの流行期における発熱患者への検査などに活用していきます。
抗原検査(定量検査)は、感度は迅速キットより高く、簡易な核酸検出検査(Lamp法等)と同レベルで、時間当たりの処理能力も高く、無症状者の唾液検査が実施可能ですが、専用の機器が必要なため、機器の購入支援等を活用して普及を図ります。
|
PCR検査 |
抗原検査(定量) |
抗原検査(定性) |
---|---|---|---|
検査内容 |
|
|
|
検査時間 |
(時短PCR:1~2時間) ※このほか搬送等に時間が必要 |
|
|
感度 |
|
|
|
主な活用場面 |
|
|
|
検査の種類 |
PCR検査 |
抗原検査(定量) |
抗原検査(定性) |
|||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
検体の種類 |
鼻咽頭 |
鼻腔 |
唾液 |
鼻咽頭 |
鼻腔 |
唾液 |
鼻咽頭 |
鼻腔 |
唾液 |
|
有症状者(症状消失退者含む。) |
発症から9日目以内 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○※1 |
○※1 |
×※2 |
発症から10日目以降 |
○ |
○ |
-※4 |
○ |
○ |
-※4 |
△※3 |
△※3 |
×※2 |
|
無症状者 |
○ |
-※4 |
○ |
○ |
-※4 |
○ |
-※4 |
-※4 |
×※2 |
※1:発症2日目から9日目 以内のみ。
※2:有症状者への使用は研究中。無症状者への使用は研究を予定している。
※3:使用可能だが、陰性の場合は鼻咽頭PCR検査を行う必要あり。
※4:推奨されない。
出典:厚生科学審議会感染症部会資料、新型コロナウイルス感染症対策分科会資料
お問い合わせ
部署名:健康福祉部感染症等対策室感染症対策課 新型コロナウイルス感染症対策班
電話:078-362-3226
内線:3193
FAX:078-362-9474