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※令和5年5月26日に「サル痘」から「エムポックス」に感染症法上の名称が変更されました。
世界保健機関(WHO)は、エムポックスに関する緊急委員会を開催し、世界的な感染拡大が続いているとして、令和4年7月23日、エムポックスが「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」と判断し、事務局長が宣言しましたが、世界的な感染の大幅な減少等により、令和5年5月11日、PHEICの終了を宣言しました。
エムポックスは、1970年にヒトでの感染が発見されて以来、中央アフリカから西アフリカにかけて地域的な流行がみられていました。令和4年5月以降、欧州、北米等の非流行国において、疫学的な関連がない又は地域的な流行がみられる常在国への渡航歴がない感染例及び疑い例が数多く報告され、世界的に令和4年8月下旬まで急増しましたが、令和5年3月時点では落ち着いています。
一方、令和5年3月に入り、国内での感染が拡大しており、今後の発生動向に注意が必要です。
国内外の発生状況:厚生労働省エムポックスについて(外部サイトへリンク)
最新情報:WHOホームページ(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)を参照願います
エムポックスは、オルソポックスウイルス属のエムポックスウイルスによる急性発疹性疾患の感染症で、日本では、平成15年(2003年)から「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)上の四類感染症として位置づけられています。就業制限、入院勧告等の措置及び医療費公費負担の制度はありません。
気になる症状がある場合、かかりつけ医や最寄りの健康福祉事務所(保健所)へ相談してください。
暫定症例定義に該当する方を探知した場合、最寄りの健康福祉事務所(保健所)まで相談願います。
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